世界3大ビューティーコンテストの一つ「2018ミス・インターナショナル」の日本代表選出大会が30日、東京都内で開催され、ファイナリスト32人の中から神戸市出身で東京大学工学部3年の杉本雛乃(すぎもと・ひなの)さん(20)が日本代表に輝いた。大学では物理工学科で学んでおり、杉本さんは「4年生になってから研究室に入り、大学院に進学する予定です」と話し、「今は、量子コンピューターに興味を持っています」と語った。
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東大工学部といえば女優の菊川怜さんも輩出しているが、杉本さんは「今は芸能界に入ることはあまり考えていません。菊川さんはすてきな方ですが、違ったところで私の魅力を出せたら」と語った。コンテスト出場については「未知の世界で大きなことでした。今回、新しい挑戦をして、たくさんの努力をして(日本代表に選出され)うれしかった」と喜びながら、「常に『大丈夫だから』と支えてくれたお母さんに、この喜びを伝えたい」とほほ笑んだ。
杉本さんは、身長168センチ、バスト78センチ、ウエスト63センチ、ヒップ85センチのスタイルで、特別賞の「パーフェクトボディ賞」にも選ばれた。今回のコンテストを通じて「初めて食事制限をしました。今まではコンビニで好きなものを買っていましたが、カロリーを計算したり。結果としてウエストが6~7センチぐらい落ちて。つらかったけど良い経験になりました」と笑顔で振り返った。
そんな杉本さんだが、以前は「ミスコンは、美しい女性たちの戦いというか、あまり良いイメージを持っていなかった」と明かし、「2010ミス・インターナショナル」日本代表の金ヶ江悦子さんと出会ったことで「(ミスコンでは)内面を磨くことなどを知り、すてきだと思った」と考えが変わり、応募することになったと説明。見事に日本代表に選ばれ、来年には世界大会に出場する。「各国のミスは自信に満ちあふれている。私の意志や、やりたいことを強くアピールできる女性になりたい」とさらなる成長を誓っていた。
ミス・インターナショナルは、ミス・ワールド、ミス・ユニバースに並ぶ世界3大ビューティーコンテストで、1960年に誕生した。2012年に吉松育美さんが世界大会で優勝し、日本人初のミス・インターナショナルに輝いている。
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