ママレード・ボーイ:“自由すぎる両親”に中山美穂、檀れい、谷原章介、筒井道隆の豪華な顔ぶれ

実写映画「ママレード・ボーイ」に出演する(後列左から)谷原章介さん、中山美穂さん、檀れいさん、筒井道隆さん(前列左から)吉沢亮さん、桜井日奈子さん(C)吉住渉/集英社 (C)2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会
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実写映画「ママレード・ボーイ」に出演する(後列左から)谷原章介さん、中山美穂さん、檀れいさん、筒井道隆さん(前列左から)吉沢亮さん、桜井日奈子さん(C)吉住渉/集英社 (C)2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会

 桜井日奈子さんと吉沢亮さんのダブル主演で人気少女マンガを実写化する映画「ママレード・ボーイ」(廣木隆一監督、4月27日公開)に、女優の中山美穂さん、檀れいさん、俳優の谷原章介さん、筒井道隆さんが出演することが18日、明らかになった。桜井さん演じる主人公、小石川光希の母・留美は檀さん、父・仁は筒井さん、吉沢さん演じる松浦遊の母・千弥子は中山さん、要士は谷原さんが演じる。4人はそれぞれ初共演となる。

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 「ママレード・ボーイ」は、吉住渉さんが少女マンガ誌「りぼん」(集英社)で1992~95年に連載し、シリーズ累計で約1000万部を発行している人気マンガ。主人公の光希と遊は、お互いの両親のダブル離婚とダブル再婚により、新松浦夫婦と新小石川夫婦の「両親S(りょうしんズ)」を含めた6人の奇妙な同居生活を始める。初めは大反対だったが、徐々にその共同生活になじんでいった光希は、一緒に暮らす遊に引かれ始めていく……というストーリー。2013年から続編の「ママレード・ボーイ little」が月刊マンガ誌「ココハナ」(同)で連載中。

 中山さんは、檀さんらとの初共演について、「今まで初共演でもこんな気持ちになったことはないのに、撮影初日に、『あ! 知っている方たちだ!』と初めてそんな気持ちになりました。初共演の方と一緒にお芝居するというのは、緊張もするけれど、知っている方たちだからこそ分かるというか、とても不思議な関係で演技ができ、うれしかった」と話し、「この4人だから、両親Sというファンキーな設定にもかかわらず、大人としての空気が出せているのが楽しかったです」と語っている。

 マンガ連載を読んでいたという檀さんは「まさか20年以上たって、自分がこの映画に出られるとは思っていなかったので、オファーをいただいた際は、本当にびっくりしましたし、うれしかった」と振り返り、「両親がそれぞれパートナーチェンジして、年ごろの2人が同じ屋根の下で、いろんな思いを抱えながら、ぶつかり合ったり、引かれ合ったりしている。普通なら学校でしか会わない同級生が、同じ屋根の下、どうなっちゃうんだろうっていうドキドキとありえない設定だからこそのワクワク感がすごくありました」と、思い入れをコメント。

 谷原さんは「4人ともが初共演ですが、違和感というか、ギクシャク感もなく、もともとこういうふうにはまるようなパズルが四つそろったな、みたいな感じがします」と言い、「ありえない設定じゃないですか。ありえない設定だからこそ、主人公の2人が状況に翻弄(ほんろう)されて、心が揺れ動いて、強く引かれ合うと思うので、そこがやっぱりこの作品の一番の魅力なのかなって思います」と見どころを語っている。

 筒井さんは「僕も恋愛モノに何度か出演させてもらっていたので、親の目線から見るというのは楽しそうだなと思いました。(撮影中の今は)楽しく過ごしてます。主人公の2人を見てると恥ずかしいですね。あー、こういうこと、昔ドラマでしてきたな、みたいな。ちょっとむずがゆい感じもします(笑い)。両親たちを演じる僕たち4人はすごく年齢が離れているわけではないので、同じ世代を生きてきた空気感を感じました。その感覚が作品にも表れるといいなと思っています」と意気込みを語っている。

 桜井さんは「二家族全員がそろった初めてのシーンは、皆さんの放つオーラに息ができないくらいのパワーを感じましたが、撮影を重ねるごとに本当のパパとママのような温かい空気で包んでくださって、ずっと一緒にいたような気がしてきました」と語った。吉沢さんも「物語の中で最もキーとなる両親S(りょうしんズ)をこんなにすてきな皆さんが演じられると聞いたときは、正直びっくりしました」と話している。

 原作の吉住さんは「こんな豪華メンバーに、あのしょうがない(私は大好きなんですが!)両親Sを演じていただくことになるなんて、ありがたいやら申し訳ないやら……。撮影を見学させていただいたとき、あの4人が3Dになって、全く違和感なくそこに居るということが、何だか不思議で……でもとてもうれしく楽しい気持ちになりました」と、メッセージを寄せている。

 

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