アイドルグループ「モーニング娘。’18」の尾形春水(はるな)さんが20日、日本武道館(東京都千代田区)で開かれた「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2018 春 ~We are MORNING MUSUME。~ ファイナル 尾形春水卒業スペシャル」で同グループおよびハロー!プロジェクトを卒業した。尾形さんは「今日まで前向きに頑張ってこられたのは、どんな時もどんな私でも受け入れて応援してくださる温かいファンの皆さんがいたからです。卒業発表をしてから、ファンの皆さんは私に『幸せになってね』と言ってくれました。私はもう今、この瞬間とっても幸せです!」と満面の笑みで語った。
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卒業後、学業に専念する尾形さんは「明日から別の道へ進む私ですが、この選択が間違いではなかったと自信を持って思えるように学生生活を通して、さらに多くのことを学び、新たな夢を見つけて頑張ります。このコンサートが終わると、もう皆さんに会うことがないかもしれませんが、皆さんのこれからが、たくさんの幸運で満ちた日々でありますように心から願っています」と思いを語った。
この日の公演では、会場に卒業を惜しむ約1万人のファンが集結。13日に発売された最新シングル「Are you Happy/A gonna」や、「One・Two・Three」「泡沫サタデーナイト!」「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「みかん」「What is LOVE?」のメドレーなどアンコールを含む25曲を披露した。アンコール1曲目は、同グループの24枚目のシングル「涙が止まらない放課後」を尾形さんがソロで歌唱した。
その後、メンバーからメッセージを送られ、尾形さんは目を潤ませながら、一人一人とハグを交わした。同期の牧野真莉愛さんは「いつも12期で話をすると、的確な答えを出してくれるのは、はーちん(尾形さん)でした。12期は、はーちんがいないとまとまらないし、はーちんがいたから今までまとまってたんだなって思っています。ずっとはーちんにいてほしかったです。これからもずっと一緒にはーちんといたかった」と涙で声を詰まらせた。続けて「いつも思いをのみ込ませちゃってごめんね。いつもはーちんは『春水はどっちでもいいよ』って。その言葉も優しさだと真莉愛は分かっています。はーちん、今までありがとう。はーちん、明日もうれしいこと、楽しいこといっぱいあるといいね」と話し、尾形さんは涙を拭いながらうなずいていた。
ライブの中盤には、アイドルグループ「アンジュルム」の和田彩花さんが、「ハロー!プロジェクト」のリーダーとして登場。「私たちに優しい姿を多く見せてきたはーちんは、きっと自分の中でいろいろなことを抱えてしまうこともあったかと思います。そんな中、新しい道に進む決断をした強さもはーちんの魅力だと思います。寂しい気持ちはありますが、新しい道でも、はーちんの優しい笑顔ですてきな道を歩んでほしいなと思います」とエールを送った。
尾形さんは1999年2月15日生まれ、大阪府出身。2014年9月30日にモーニング娘。に12期メンバーとして加入した。
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