歌手で俳優の福山雅治さんが6月30日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県・熊本県)が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で世界文化遺産に登録が決まったことを受け、祝福のコメントを発表した。2月から「長崎県ブルーアイランズプロジェクト」のナビゲーターを務めている福山さんは「おめでとうございます。 長崎のさまざまな歴史を知ることでこれからの人類の平和にもつながっていく。今回の世界遺産登録は、 そのきっかけを与えてくれることになるのではないでしょうか」とメッセージを寄せている。
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ナビゲーターを務める福山さんは、クリエーティブプロデューサーとしてプロジェクト全般に関わり、「もっと島のことを知りたい」という思いから、5月上旬に長崎県の島を訪問。構成資産の一つである五島列島の「久賀島(ひさかじま)の集落」も訪れ、 歴史に詳しい島の人たちから直接話を聞いたという。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、江戸幕府がキリスト教を禁じた17~19世紀に、伝統的な宗教や社会と共生しながらひそかに信仰を守り続けた「潜伏キリシタン」が育んだ独特の文化的伝統を示す遺産群。「原城跡」「大浦天主堂」や信仰を集めた離島も含む集落や集落跡など、12の資産からなる。