人気映画「ジュラシック」シリーズの最新作「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(J・A・バヨナ監督、13日公開)の日本語吹き替え版で、獣医のジア(ダニエラ・ピネダさん)の声優を務める石川由依さん。アニメ「進撃の巨人」でミカサ・アッカーマンを演じていることでも知られる人気声優だ。「挑戦でした」「息遣いが合った時は達成感がありました」というアフレコについて聞いた。
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前作でハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-レックスが死闘を繰り広げ崩壊したジュラシック・ワールドがあるイスラ・ヌブラル島が舞台。火山大噴火の予兆があり、危機的状況の中、人類は恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸けて救い出すかの究極の選択を迫られる。前作に引き続き、玉木宏さんが恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラットさん)、木村佳乃さんがテーマパークの元運営責任者クレア(ブライス・ダラス・ハワードさん)の吹き替えを担当する。
「吹き替え自体、そんなに経験が無い」という石川さん。大作への出演が決まったことについて「吹き替えに挑戦していきたいという気持ちはずっとありました。いきなりの大作なので、びっくりしました。うれしいのはもちろんですが、驚きが大きかった。プレッシャーもありますし」と話す。
ジアは気が強い行動派だ。「思ったことをガンガン言う。私は引っ込み思案で優柔不断なので、真逆ですね。アニメの声優では、戦闘能力が高いキャラクターを演じさせていただく機会がありましたが、その時は、どこか少女らしさを残していたり、乱雑な言葉遣いではありませんでした。ジアは同僚にも命令口調だったりします。これまで演じたことがないようなキャラクターで、挑戦でした。ハキハキしていて、弱さが出ないように、臨場感が伝わるように頑張りました」
アフレコで苦労したのは息遣いだった。「常に逃げていたり、緊迫したりするシーンが多いので、原音を聴きながら、ジアに寄り添い、その場に一緒にいるように意識しました」と語る。アフレコでは苦労もあったようだが「息遣いが合った時は達成感がありましたね。すごく楽しかった」と喜ぶ。
「今後もチャンスがあれば、吹き替えをやってみたいですね。ミュージカル映画やキャラクターとして歌うことが好きなので、挑戦してみたい。難しそうですが」と意欲を燃やす。石川さんは「進撃の巨人」などさまざまなアニメでも活躍中で、アニメ声優として挑戦してみたいことを「子供から大人まで楽しめる作品に出演していきたいですね。いつか『子供の時に見てました!』と言われることが夢です。欲張りですね(笑い)」と話す。夢に向かって突き進む石川さんの今後の活躍はますます注目を集めそうだ。
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