コミケ:2020年GWの詳細発表は「来年の今ごろ」 共同代表に聞く

10~12日に東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット94」
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10~12日に東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット94」

 2020年夏の東京五輪で東京ビッグサイト(東京都江東区)の利用が制限されるため、同年のゴールデンウイーク(GW)に開催される日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)98」の詳細な開催時期について、コミックマーケット準備会の市川孝一共同代表は「日程は、来年の今ごろには発表したい。(GWに)やることは絶対なので、後は中身を考えています」と明かした。

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 コミケでは、同人誌を出す一般サークル向けの意見箱「目安箱」を設置している。ネットでは賛否両論のあるGWの開催だが「サークルさんは、まだ実感がないのだと思う。作家さんが締め切りに追われるように、もう少したたないと分からないのかもしれない」と話した。一方で「我々(運営側)は準備をする側で、スタイル(方針)を決めないといけない。7団体で動かしている(2020年のGWに開催する)プロジェクト『DOUJIN JAPAN2020(仮)』では、関係者で毎月顔を合わせている。準備を怠らないのはもちろん、どうすればサークルさんに話が届くか。いろいろ企画を練っている」と説明した。

 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されており、17年夏は50万人、同年冬は55万人が来場した。個人が同人誌を販売する一般ブースが中心だが、アニメなどの商業作品を扱う企業も出展。さらに大勢のコスプレーヤーが参加することも人気となっている。近年は歌手の小林幸子さんや「T.M.Revolution」の西川貴教さん、タレントの叶姉妹などの芸能人も参加し、話題を集めている。 

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