葬送のフリーレン 第2期
第36話 立派な最期
3月13日(金)放送分
放映開始15周年を迎えた人気アニメ「プリキュア」シリーズ。受け継がれてきた伝統がある一方、変化もしてきた。27日に公開された15周年記念作で劇場版最新作「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(宮本浩史監督)などを手がける東映アニメーションの神木優プロデューサーは「挑戦し続けるのがプリキュア」と話す。神木プロデューサーに「プリキュア」の伝統、変化、魅力について聞いた。
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「プリキュア」シリーズは、普通の女の子が伝説の戦士・プリキュアに変身し、さまざまな困難に立ち向かう姿を描くアクションファンタジー。第1弾「ふたりはプリキュア」が2004年2月にスタートし、現在は第15弾「HUGっと!プリキュア」がABC・テレビ朝日系で放送されている。
「プリキュア」は時代に合わせて変化しているが、核は変わらない。生みの親と呼ばれる東映アニメーションの鷲尾天プロデューサーは「核はりりしくあること。自分たちで問題を解決しようと立ち向かうこと」と話していた。生みの親ではあるが、後輩のプロデューサーに対して「細かくはいろいろ言うことはない。上司に口うるさく言われるのは嫌ですよね」とも語っていた。
「プリキュア」は作品によってカラーが異なるし、キャラクターの性格も見た目も違う。第12弾「Go!プリンセスプリキュア」や第14弾「キラキラ☆プリキュアアラモード」も手がけた神木プロデューサーは「鷲尾はうるさくないですよ(笑い)。『プリキュアってこうだよ』というスタンスは、クリエーティブにならない。縛りがあるわけではないんです。作品によって大切にしていることや重要視することの優先順位が変わる。新しいものを作り続けたいという気持ちがあるんです。挑戦し続けるのがプリキュア。ただ、前提としてスタッフは過去のプリキュアが好きで、遺伝子レベルに染みついているものがあるんです」と説明する。
「プリキュア」のビジュアルはキラキラしている。ピンクや黄色などの可愛らしいキャラクターが描かれ、まぶしく感じるほどだ。しかし、神木プロデューサーは「キラキラしていますが、作り手はキラキラしていると思っていないんです」と話す。「可愛いものを提供するだけでは、シリーズが終わってしまう。可愛い、格好いいとは何か?どうやって前に進むのか?を考えてます。骨太なところもありますね」と明かす。
神木プロデューサーは「プリキュア」をはじめ、子供向けアニメに対して熱い思いがある。その思いは、阪神淡路大震災で被災した自身の経験も影響している。「幼稚園の頃に被災しました。大人がパニックになっていましたし、子供は変化についていけなかった。遊んだりもできない。テレビで流れるちょっとしたCMのアニメを食い入るように見ていた記憶があります。アニメや玩具にすがりついていた。アニメにできることがたくさんあるんじゃないかな?とも考えています」と話す。
劇場版最新作「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」は55人の歴代プリキュアが3DCGになって登場することも話題になっている。「プリキュア」は、2009~10年放送の「フレッシュプリキュア!」からエンディング(ED)に3DCGのダンスシーンを流すことが定番となっている。神木プロデューサーは「劇場版は、15周年の節目の作品。55人を出したかった。EDのダンスでチャレンジしてきたことの集大成でもあります。戦闘シーンの見せ場もあります」と語る。
今年は15周年を記念して期間限定ショップをオープンしたり、過去の劇場版アニメの上映会を開催したりと、さまざまな企画でファンを楽しませている。「15周年の企画で、自分らしく前に進む人を応援していきたかった。2世代で楽しむ作品に育ってほしいんです」と思いを込めた。シリーズが20、30年と続けば、ファンが2世代、3世代になっていく。そして、ファンを勇気づける存在であり続けるのだろう。
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