スマートフォン用ゲーム「誰ガ為のアルケミスト」がアニメ化され、劇場版アニメ「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」として6月に公開されることが2日、明らかになった。「マクロス」シリーズなどの河森正治さんが総監督、「異能バトルは日常系のなかで」などの高橋正典さんが監督を務め、「マクロス」シリーズなどのサテライトが製作する。水瀬いのりさんが、オリジナルキャラクターでヒロインのカスミの声優を務める。

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　「誰ガ為のアルケミスト」は、全世界で800万ダウンロード以上を誇るRPG。アニメは、引っ込み思案な女子高生カスミが、バベル大陸に召喚され、幾多の困難を乗り越えるという内容。

　◇スタッフ（敬称略）

　原作：今泉潤／FgG▽総監督：河森正治▽監督：高橋正典▽脚本：根元歳三▽キャラクターデザイン：嘉手苅睦▽作画監督：戸谷賢人、宮西多麻子、長坂寛治、大河内忍、福田啓太、田中亜優、堀内修、出野喜則、小園菜穂、芳賀亮▽美術監督：古宮陽子、湖山真奈美▽美術設定：二エム・ヴィンセント、ロキャデリ・ロイック、ジェローム・ペリヤ▽色彩設計：秋元由紀▽特殊効果：永良雄亮▽CGディレクター：原田丈▽音響監督：明田川仁▽音響制作：マジックカプセル▽音楽：AkiyoshiYasuda（★STARGUiTAR）▽音楽制作：フライングドッグ▽アニメーション制作：サテライト▽製作：FgG▽配給：アスミック・エース

　◇水瀬いのりさんのコメント

　長くそしてたくさんの人たちに愛されている「タガタメ」、初の劇場版でありオリジナルキャラクターということで緊張していますが、既存のキャラクターたちとの掛け合いやカスミ自身の成長を演じることがとても楽しみです！　物語の軸であるファンタジー要素あふれる世界の中にただ1人普通の高校生が混ざるということで、先入観をあまり持たず見るもの触れるものすべてに新鮮な反応を示すカスミを等身大の自分と重ねて演じました！　リズさんエドガーさんとのさまざまな掛け合いは、どのシーンもとても熱いです！　お楽しみに！

　◇河森正治総監督のコメント

　ヒロインとしての華と、きめ細かな感情表現力。それが水瀬さんにカスミ役をお願いした大きな理由です。なにせ舞台は異世界の激しい戦場。そこに、自分に自信が持てない普通の高校生が召還されるわけですから、そのままいけば地味な根暗キャラになりかねません。なので、水瀬さんには事前にカスミの内に秘めた気持ちをお伝えし、迎えたアフレコ当日。そこにはまさに、“カスミ”がいました！　水瀬さんは「自分を出したくても出せない」カスミのもどかしさを、とても繊細に表現され、こちらの微妙なニュアンスのオーダーにも的確に応じて、より深く、よりイキイキと、カスミにシンクロされていきます。そんなカスミの踏み出す小さな一歩は、作り手側である私たちの心さえも揺り動かしてくれました！

　◇高橋正典監督のコメント

　水瀬さんには事前にカスミというキャラクターや世界観の説明をさせていただいてから収録しています。収録の時にカスミの第一声を聞いてスッと心の中に入ってきました。前からこの声だったのになぜか自分には聞こえてなかっただけかのように一体となって感じたのが印象的です。また、カスミはゲーム内のいろいろなキャラクターとも絡むので、キャラごとにさまざまな表情も出てきます。そのさまざまな感情の起伏を水瀬さんには見事に演じていただきました。

　◇原作、プロデューサーの今泉潤さんのコメント

　3周年を迎えた「タガタメ」。長く「タガタメ」を楽しんでくれている皆様にどのようにしたら喜んでもらえるのか？　その一つの答えが映画化でした。ゲームのユーザーの皆様に喜んでもらえるように、7人の主人公や人気キャラがド迫力のアニメーションでどのように活躍するのか！？　そして、水瀬さんが演じる普通の高校生のカスミが「タガタメ」の世界を経験して成長していく様に共感すること間違いなしです！　河森総監督との最初の打ち合わせで約束させてもらったのは「魂の作品にすること」でした。僕たちが作ってきた3年間をリスペクトしてくれつつ、アニメならではの新しい表現や解釈をたくさん込めてタガタメの世界観や物語により奥行きを生み出してもらえました。大人から子供まで誰もが楽しめる「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」どうぞご期待ください。