特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」(テレビ朝日系、日曜午前9時)の劇場版(7月26日公開)の大規模ロケが17日、群馬県高崎市内で行われ、北は北海道から、南は九州まで、全国から集まった約1200人のボランティアエキストラが参加し、「新たなる王の誕生を祝う」シーンが撮影された。
ウナギノボリ
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この日は、午前11時過ぎに始まり、午後7時ごろに終了するという長時間の撮影で、日中の気温は30度近くまで上がったものの、主人公の常磐ソウゴ役の奥野壮さん、明光院ゲイツ役の押田岳さん、ツクヨミ役の大幡しえりさん、ウォズ役の渡邊圭祐さんといった主要キャストとエキストラとの一体感は最後まで失われず、当初は予定していなかった奥野さんらによる締めのあいさつもサプライズで実現。押田さんが「皆さんはこれで僕らと同じ『ジオウ』のキャストです。映画完成まで楽しみにしていてください」と呼びかけると、大きな拍手と歓声が上がった。
なお、「新たなる王の誕生を祝う」シーンの舞台となったのは高崎市内にある前方後円墳。古墳といえば、百舌鳥(もず)・古市古墳群の世界文化遺産“内定”も記憶に新しいが、往事の権力者の陵墓は、同シーンを撮影するにはうってつけのシチュエーション。群衆役のエキストラを見下ろすように、ウォズ役の渡邊さんが「祝え!」から始まるおなじみの決めぜりふを言う場面も。そのほかクレーンを使ったり、ドローンを飛ばしたりと、大規模な撮影が終始、繰り広げられ、迫力のある「ソウゴコール」などもカメラに収められていた。
ロケ冒頭では「みんなの王様、常磐ソウゴです」とちゃめっ気たっぷりにあいさつをした奥野さんも最後「皆さん、本当にお疲れさまでした」とエキストラをねぎらうと「本当に暑い中、長い撮影で。皆さんと夏映画を作れたことが思い出になりました」と充実の表情。しゃべるたびにエキストラから「かわいい!」との声が飛んでいた大幡さんも「皆さん、今日は一日、お疲れさまでした。こんなにも多くの人と撮影したことがなかったので、すごい楽しかったです。公開を楽しみにしています」と笑顔を見せた。
また、渡邊さんは「楽しかったですよね? 皆さんが撮影を楽しんだなら、絶対にいいものができていると思う。それを楽しみに、これからも『ジオウ』をよろしくお願いします!」と力強い言葉を残した。
「仮面ライダージオウ」は、2000年にスタートした「仮面ライダークウガ」から続く「平成仮面ライダー」シリーズの20作目の記念作で、最後の平成仮面ライダー作品となる。主人公の常磐ソウゴ(仮面ライダージオウ、奥野壮さん)は、時空を旅して、歴代平成仮面ライダーたちと出会いながら、「最高最善の魔王」になろうとする。
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