ダンダダン
第5話「タマはどこじゃんよ」
10月31日(木)放送分
ゲーム「妖怪ウォッチ」や「レイトン教授」シリーズで知られるレベルファイブの人気ゲームの世界観を基にアニメ化した映画「二ノ国」(百瀬義行監督)が8月23日に公開された。高校生の主人公ユウと親友のハルが幼なじみのコトナを巡る事件をきっかけに、現実の世界“一ノ国”と命のつながりを持つ魔法世界“二ノ国”の二つの世界を行き来する冒険を描く。製作総指揮と原案・脚本を同社の日野晃博社長が担当し、音楽は久石譲さんが手がけている。ユウ役の山崎賢人さん、ハル役の新田真剣佑さん、コトナとアーシャ姫の2役を演じた永野芽郁さんに話を聞いた。
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今作の製作発表会見で「まさか声優の仕事がいただけるとは思っていなかったのですが、挑戦してみたい気持ちもあった」とコメントしていた山崎さん。今回アニメのアフレコに初挑戦して、「初めてで、声だけで表現するのは難しいなと思ったけど、日野さんからは『気持ちでやってほしい』と言われてやらせていただきました」と率直な感想を明かし、「(アフレコは基本)一人だったので(仕上がりが)どうなっているのか分かりませんでしたが、完成したものを見たら、映像や久石さんの音楽など、すごいところに出させてもらったなと感動しました」と喜んでいる。
山崎さんと同じくアニメの声優に初挑戦した新田さんは、「普段声だけでお芝居はしていないので、難しいところ、想像とは違うところが、たくさんありました。その場は集中してやっていたので、もう一回やれと言われたら、できないかもしれない」と振り返り、「賢人と一緒にやった時間もあり、2人で声を掛け合いながらやれたことが大きかった」と山崎さんと一緒に収録できたことに感謝する。
永野さんは、「(山崎さんと新田さんの)2人の声も入っていない状態でしたが、すごくいい経験になりました」と笑顔を見せ、「自分が声を入れていますが、こういう世界があったらいいな、あるんじゃないかなと思え、気持ちが上がるような仕上がり。映画館で見たいなと思いました」と完成した映画を見て感激したという。
それぞれが演じた役について、山崎さんは「髪形がすごく似ているかなって(笑い)」とユウとの共通点を挙げ、「自分も内側では熱くありたいと思っているので、人間らしさみたいなものを、熱を込めてできたらなと思ってやりました」と話す。
ハル役の新田さんが「似ているところを考えずに現場ではやっていました」と冷静に話すと、「基本はそう。(新田さんもハルも)運動神経が抜群。あと髪形が今、ちょっと近い(笑い)」と山崎さん。隣で聞いていた永野さんは「ストイックなところは似ている気がします」と新田さんとハルの共通点を挙げる。
コトナとアーシャ姫の2役を担当した永野さんは、「アーシャの方が近い気はしています。アーシャは一国の姫であることを考えながら、自分の見え方を考えている人なので、そういう意味では、普段求められている自分でいなきゃと思う自分と、こうでありたいと思う自分とがあるので、そこは似ているのかな」と自己分析する。
そんな永野さんはアフレコで、「距離感が難しかった」といい、「私たちはマイクとの距離感を変えない中で、画(え)の中は(キャラクターが)離れていたり近かったりする。そこをうまくつかむまでに時間がかかった気がします」と苦労した点を明かす。
幼なじみの3人は、ハルとコトナは恋人同士で、ユウはコトナに“片思い”という関係。「ユウが圧倒的にかわいそう」という山崎さんだが、自身がユウと同じ立場だったら、「(ハルとコトナは)付き合っているし、(ハルは)親友。(自分の気持ちは)隠しますね」と理解を示す。
一方、ユウとハルにはさまれる形になっているコトナを演じた永野さんは、「コトナは難しい。女性目線で見ると、そこに入るのは微妙な印象も」と言葉を選びながら話すと、ハル役の新田さんは「(ハルは)楽しいですね」と言い、聞いていた山崎さんも「そうだよね。(親友と恋人がいるハルは)最高だよね!」と笑顔でうなずいていた。
山崎さんと新田さんにはコトナとアーシャ姫、永野さんにはユウとハル、どちらが好きかと質問。山崎さんは「姫としてちゃんとしなきゃいけないけど、抑えていたアーシャの女の子らしさに引かれたので、アーシャがいいかな」と悩みながら回答したのに対し、新田さんは「ハルはコトナが大好き。だからコトナ」と即答。続けて永野さんは「個人的にはユウかな。内側はきっとすごく熱い人だけど、それを出さずともちゃんと愛を伝える感じが男らしい」と話した後、「ハルもカッコよかった」とフォローを入れていた。
今作はユウたちがそれぞれの思いを胸に立場や行動、未来を選び物語が展開していく。そこで10年後の自分はどうなっているか想像してもらうと、新田さんは「映画の監督をしていたい。(作りたいのは)きれいな青春、熱い青春ものがいい」と語った。隣で聞いていた山崎さんが「話(脚本)を書いてみたい」と言うと、新田さんが「俺と一緒にやろう」と提案。2人の仲の良さを目の当たりにした永野さんから「どうしても一緒にやりたいんだね」とツッコミを入れられていた。
そんな永野さんは、「10年後はちょうど30歳。30歳まではお芝居の仕事を続けようと思っているので、何をしたいか考えている時期だと思います」と区切りの年へと思いをはせていた。
※注:山崎賢人さんの「崎」は立つ崎(たつさき)
(取材・文・撮影:遠藤政樹)
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