押見修造さんのマンガを実写化した映画「惡の華」(井口昇監督、9月27日公開)で主人公が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子を演じる秋田汐梨さんの姿を収めた場面写真が公開された。雨にぬれながら泣く姿や怒りのあまり右肩を掻きむしる姿、病院の待合室で静かに涙を流す姿などが写し出され、撮影当時15歳ながら喜怒哀楽を繊細に表現した秋田さんの印象を、原作者の押見さんは「本物だけが持つ迫力みたいなものを感じました」と明かしている。
秋田さんは2003年3月19日生まれ、京都府出身の16歳。今年1月期に放送された連続ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)、3月公開の映画「L・DK ひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。」、5月公開の「映画 賭ケグルイ」にも出演。また、女性ファッション誌「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルとしても活躍する、次世代を担う期待の美少女だ。
「惡の華」でメガホンをとった井口監督は、オーディションで奈々子役を射止めた秋田さんについて、「候補の中でもスバ抜けて演技力があった。皆さんかわいい演技はできるものの、ちょっと怖い、ダークな芝居ができる子は秋田さんしかいなかった」と絶賛。主人公・春日高男役の伊藤健太郎さんは「例えセリフであっても『ガッカリした』と言われた時はリアルに傷つくくらい胸に刺さった」と共演シーンを振り返っている。
映画は、2009~2014年にマンガ誌「別冊少年マガジン」(講談社)で連載され、累計発行部数300万部を記録し、「マンガ大賞2012」にもノミネートされた押見さんの異色マンガが原作。2013年にはテレビアニメ化、2016年には舞台化された。中学2年生の春日高男(伊藤さん)は、クラスの問題児・仲村佐和(玉城ティナさん)にある秘密を握られてしまう。それは悪夢のような主従関係の始まりで……というストーリー。脚本は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」などの岡田麿里さんが手がける。
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