今週シネマ:8月30日公開の映画 「引っ越し大名!」、アニメ「このすば」劇場版、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

映画「引っ越し大名!」の一場面 (C)2019「引っ越し大名!」製作委員会
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映画「引っ越し大名!」の一場面 (C)2019「引っ越し大名!」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。8月30日は、星野源さん主演の時代劇映画「引っ越し大名!」(犬童一心監督)、アニメ「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」(金崎貴臣監督)、米俳優レオナルド・ディカプリオさんとブラッド・ピットさんが初共演した「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(クエンティン・タランティーノ監督)が公開された。

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 「引っ越し大名!」は、「超高速!参勤交代」シリーズを手掛けた土橋章宏さんの小説が原作。人が苦手な書庫番の侍が引っ越し奉行に大抜てきされ、国替えに挑む。重要プロジェクトを任された現代会社員の苦労を想起させるユニークな時代劇だ。

 主人公・片桐春之介(星野さん)は姫路藩書庫番。本は好きだが、人は苦手。書庫に引きこもり、「かたつむり」とあだ名を付けられていた。藩主の松平直矩(及川光博さん)は、幕府から豊後(大分)へ国替えする命を言い渡される。国替えによる借金や減俸などのピンチを抱えていた姫路藩。全藩士とその家族全員で引っ越して城を明け渡すという、お金も労力もかかる総責任者に、博識を買われた春之介が大抜てきされ……というストーリー。主人公の幼なじみで武芸の達人、鷹村源右衛門役に高橋一生さん、引っ越し奉行の前任者の娘役に高畑充希さん。主要キャストの3人が協力して引っ越しプロジェクトに挑む。

 「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」は、暁なつめさんのライトノベルが原作のアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)」の劇場版。カズマたちは、めぐみんの故郷を舞台に活躍する。

 「このすば」は、ゲーム好きで引きこもりのカズマが異世界へ飛ばされてしまい、ファンタジーRPGのような世界で、安定した生活のために奮闘する姿を描く。テレビアニメ第1期が2016年1~3月、第2期が2017年1~3月に放送された。

 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、タランティーノ監督が脚本執筆に5年の歳月をかけた。1969年に起きた「シャロン・テート事件」をモチーフに、ハリウッド黄金時代の光と闇を描いた意欲作だ。

 1969年のハリウッドが舞台。テレビ俳優のリック・ダルトン(ディカプリオさん)は、人気に陰りが見え始めたことに焦っていた。そんなリックを、彼の付き人兼スタントマンのクリフ・ブース(ピットさん)は広い心で支えていた。そんな中、リックの家の隣にロマン・ポランスキー監督(ラファル・ザビエルチャさん)と女優シャロン・テート(マーゴット・ロビーさん)夫妻が引っ越してくる。そして、問題の1969年8月9日を迎えることになる……というストーリー。

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