なつぞら:浅茅陽子が貫禄の演技 カメラマンも「いいものを見せていただいた」

NHKの連続テレビ小説「なつぞら」第149回に登場した浅茅陽子さん(右)と渡辺大さん (C)NHK
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NHKの連続テレビ小説「なつぞら」第149回に登場した浅茅陽子さん(右)と渡辺大さん (C)NHK

 女優の広瀬すずさんが主演するNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第149回が9月20日に放送され、1976年前期の朝ドラ「雲のじゅうたん」でヒロインを演じた浅茅陽子さんが第147回(9月18日放送)に続き登場。清原果耶さん扮(ふん)する千遥の義母の杉山雅子として貫禄の演技を披露した。

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 第149回では、千遥(清原さん)から「店を辞めたい」と聞いたなつ(広瀬さん)と咲太郎(岡田将生さん)は、千遥の働く料理屋「杉の子」へ向かう。店には、千遥と、千遥の育った置き屋の女将・なほ子(原日出子さん)がすでに来ていた。そこに千遥の義母・雅子(浅茅さん)と、夫の清二(渡辺大さん)が入ってくる。千遥は、自分の思いを語り出し……と展開した。

 雅子は千遥が「浮浪児だった過去」を隠していたことをとがめたものの、息子・清二と「別れたい」という千遥の気持ちを容認。その上で「あなたは何か思い違いをしているようだけど」と切り出すと、「この店はあなたがいないとやっていけないのよ。この店の味はあなたの味なの。あなたはうちの人が見込んだ料理人なのよ。私はね、うちの人が残したこの店をできれば続けたいの。離婚しても、この店をやってもらえないかしら」と千遥が「杉の子」で料理人を続けることを許すなど、懐の深さを見せた。

 さらには、千遥の元を離れ、今は別の女性と暮らす息子の清二に「父親としての責任が残る」と真意を説明。そこには2人の娘の千夏(粟野咲莉ちゃん)も「安心して暮らせる」という雅子の配慮があり、清二が「さすが母さんだ」と口を挟もうものなら、「お前が言うな」とぴしゃり。SNSでは浅茅さんの演技について、「浅茅陽子、貫禄あるな~」「さすが浅茅陽子さんだ、貫禄!」「貫禄ある表情や表現さすがです!」「さすがの貫禄。気っぷがいいね~」といった声が上がった。

 浅茅さんは「今回のような登場は、短い時間の中でどれだけ的確に表現できるか、とても難しい役でした」と振り返りつつ、「雅子に平衡感覚があって良かった(笑い)」と安堵(あんど)。続けて「収録を終えた時に、カメラマンさんに『さすがです。久々にいいものを見せていただきました』というお言葉をいただきました。私にとって最高の褒め言葉でした。うれしさと共に、改めて身の引き締まる思いでした」と語った。

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