荒木飛呂彦原画展:国宝・燕子花図屏風をモチーフに描き下ろし 長崎、金沢会場のビジュアル公開

「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」長崎会場のキービジュアル (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
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「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」長崎会場のキービジュアル (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 荒木飛呂彦さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の原画展「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」の長崎会場、石川・金沢会場のそれぞれのキービジュアルが11月19日、公開された。二つのキービジュアルは、荒木さんの描き下ろしで、尾形光琳が描いた国宝・燕子花図屏風をモチーフにしている。荒木さんのコメントも公開された。長崎会場は、長崎県美術館(長崎市)で2020年1月25日~3月29日に開催。金沢会場は2020年4月25日~5月23日に金沢21世紀美術館(金沢市)で開催される。

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 展覧会では、原画のほか関係資料を展示。国立新美術館(東京都港区)での展覧会では、展示数は210点、原画枚数は280点に及んだ。目玉企画の一つ、大型原画のほか、歴代主人公たちの冒険を振り返り作品の概要を紹介する「ジョジョクロニクル」や、主人公とライバルの対決をテーマにカラー原画と名ぜりふを組み合わせた「宿命の星 因縁の血」、登場したスタンドを集めた「スタンド使いはひかれ合う」、「ジョジョ立ち」といわれる美しいポーズにフォーカスした「JOJO’s Design」、各作品のクライマックスの原画を楽しめる「ハイ・ヴォルテージ」などのコーナーも登場した。

 「ジョジョの奇妙な冒険」は、1986年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まった人気マンガ。数世代にわたる個性的な悪人たちとの戦いを描いた壮大なストーリーや独特の擬音を用いた表現や立ちポーズが人気を博し、現在は「ウルトラジャンプ」(同)で第8部「ジョジョリオン」を連載中。2017年には、第4部を山崎賢人さん主演で実写化した映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(三池崇史監督)が公開された。

 ◇荒木飛呂彦さんのコメント

 この度、「東京」と「大阪」に続き、この原画展が「長崎」と「金沢」で開催される運びとなりました。共に深い歴史文化と特別な地域環境を持つ二つの都市、そしてどちらも傑作建築物である美術館の素晴らしいスペースの中に、JOJOの原画が参上できるということは本当に光栄で最上の喜びです。12枚の大型原画に続き、この度B1サイズの新作キービジュアルを長崎と金沢それぞれに2点描き下ろしいたしました。そのモチーフは、日本画の「燕子花図屏風」(尾形光琳筆)です。皆様のよき体験と思い出になれますように来年からJOJOのキャラクターたちが参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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