薬屋のひとりごと
第25話 猫猫と毛毛
1月10日(金)放送分
人気アニメ「ガンダム」シリーズのプラモデル「HG 1/144 ガンダムG40 (Industrial Design Ver.)」(3300円)がバンダイスピリッツから12月14日に発売される。フェラーリ・エンツォフェラーリ、マセラティ・クアトロポルテなどのデザインで知られる世界的な工業デザイナーの奥山清行さんが代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」がデザインしたことも話題のモデル。発売を前に、MANTANWEB編集部にプラモデルを提供してもらい、「プラモ狂四郎」世代で不器用な中年男性記者がガンプラ作りに挑戦してみた。見せてもらおうか、「ガンダムG40」の性能とやらを……。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
「ガンダムG40」は、「ガンダム」シリーズが今年40周年を迎え、同シリーズのプラモデル(ガンプラ)が来年40周年を迎えることを記念して誕生。工業デザイナーならではの視点でRX-78-2ガンダムを考慮してデザインした。
アニメ「ガンダム」シリーズやガンプラは長年取材してきたが、実はガンプラを作るのは約30年ぶり。最後に作ったのは144分の1のZガンダムだったような……。子供のころから不器用で、作ったガンプラを友人にバカにされて以来、ガンプラ作りから遠ざかっていた。仕事柄、何年も取材をしているので、知識だけはあるものの、ガンプラビルダーとしての技量はゼロ。今回は、改造などはせずに“素組み”で挑戦してみた。
まずは頭部から作り始める。ニッパーを使うのも約30年ぶりで、ランナー(枠につながった状態のパーツ)からパーツを取り外すのに苦戦する。頭部の形状で驚かされたのが、トサカのようなフレキシブルカメラだ。カメラがライン状に可動し、周辺情報を集めるという設定で、工業デザイナーならではの発想なのかもしれない。ちなみに、不器用なので、目のデカールを貼り付けるのが怖かったが、意外と簡単にできたことがうれしかった。
胴体は腰部に注目。ねじれるように可動するのが特徴で、極端にねじることができるわけではないが、フレキシブルに動くのが心地よい。「ガンダムG40」は、人間的な動きを追求したといい、腕、脚部の可動域がかなり広い。腕は、バックパックのビームサーベルを取り出す動きもできる。脚部はとにかく曲がる。関節の動きがダイナミックで、アニメの一場面のような躍動感のあるポーズを再現できる。
プラモデルを組み立てて、動かしてみると、実在するもの、実際に動くもの、人が乗るものとして工業デザイナーの視点でデザインされたことがより深く理解でき、驚き、感動した。商品に付属する設定資料を見ると、コア・ファイターが背部からドッキングする設計になっているが、今回のプラモデルにはそのギミックはない。ドッキングギミックのあるプラモデルがほしいな……などと欲も出てくる。工業デザイナーの視点でファンネルをデザインしたら、どうなるんだろう?などと勝手にいろいろと妄想するのも楽しい。
脚部を作り始めたころから、ニッパーの扱いにも少し慣れてきて、鼻歌交じりで作業する余裕も生まれた。遊んでいるように見えるのか、女性社員から「楽しそうですね」と嫌み(?)を言われるが、「仕事だからな!」と言い返したり、余裕をかましたりしていると、ニッパーで切ってはいけないところを切ってしまうなど、少々雑になってくる。
完成までの作業時間は約3時間。作業中に社内外から別件で相談、問い合わせ、クレームなどがあり、「今、忙しいから」「オレがガンダムだ!」「止まるんじゃねえぞ!」などとブツブツ言いながら遮ったものの、その時間内は作業に完全に集中していたわけではないが……。
完成したプラモデルを見ると、素組みでも十分格好いい。胸部の曲面など改めて細部を見ると、オリジナルとの違いがよく分かる。作業が雑になったこともあり、気になるところは多々ある。「ガンダムビルドファイターズ」でガンプラバトルをやってみたら、すぐに負けそうだな……と反省する。しかし、約30年ぶりのガンプラ作りが楽しかったので、プライベートでもガンプラ熱が再燃しそうだ。
アニメ「新機動戦記ガンダムW」に登場するガンダムエピオンのフィギュア「GUNDAM UNIVERSE OZ-13MS GUNDAM EPYON」(バンダイスピリッツ)が6月に発売…
「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれたことも話題の魚豊さんのマンガが原作のテレビアニメ「チ。 -地球の運動について-」の第16話「行動を開始する」が、NHK総合で1月1…
アニメ「機動戦士ガンダムUC」に登場するユニコーンガンダムのフィギュア「GUNDAM UNIVERSE RX-0 UNICORN GUNDAM RENEWAL」(バンダイスピリッ…
「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の奥嶋ひろまささんのマンガが原作のテレビアニメ「ババンババンバンバンパイア」が、テレビ朝日のアニメ枠「IMAnimation(イマニメ…