モデルで俳優の宮沢氷魚さんが、女優の宮沢りえさんと共演する舞台「アンナ・カレーニナ」で演じるコンスタンチン・リョーヴィンのビジュアルが3月26日、公開された。宮沢氷魚さんのコメントも発表され、「出演のお話を聞いた時はとてもうれしく、感激しました。数々の名作を上演してきたシアターコクーンに立てることを光栄に思っております」と喜びを語ると、初共演の宮沢りえさんについて「雲の上のような存在の女優さんで、ご一緒できることがとても楽しみです。名字が同じなので勝手ながら少し運命も感じています(笑い)」とコメントした。
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舞台「アンナ・カレーニナ」は、近代ロシア文学の巨匠・トルストイの「芸術上の完璧であって、現代、ヨーロッパの文学中、なに一つこれに比肩することのできないような作品」とも言われる同名長編小説が原作。これまで、世界中で数々舞台化されてきたが、今回の公演では、英国の気鋭演出家・フィリップ・ブリーンさんが新解釈で演出する。これまでは、アンナ(宮沢りえさん)と夫・カレーニン、アンナと恋に落ちるヴロンスキー伯爵の三角関係を中心に描かれることが多かった同作だが、今回のフィリップ版では、破滅に向かうアンナの「愛」と、未来への希望を感じさせるリョーヴィン(宮沢氷魚さん)の「純愛」とを対照的に描くという。
舞台には白洲迅さん、川島海荷さん、大空ゆうひさん、吹越満さん、段田安則さんらも出演。8月7日~9月3日にBunkamuraシアターコクーン(東京都渋谷区)、9月10日~13日に京都劇場(京都府京都市)で上演される。
出演のお話を聞いた時はとてもうれしく、感激しました。数々の名作を上演してきたシアターコクーンに立てることを光栄に思っております。宮沢りえさんと共演させていただくのは今回が初めてなのですが、雲の上のような存在の女優さんで、ご一緒できることがとても楽しみです。名字が同じなので勝手ながら少し運命も感じています(笑い)。
僕が演じるリョーヴィンはとても素朴で心優しい人間で、アンナとは対照的な立ち位置にいるので、その対比を楽しみつつしっかりと表現していきたいと思います。今作で舞台が5作目になりますが、毎回役者として自分が試されているなと感じます。舞台上では逃げ場がない。その中で一人の人生を生き抜く。その責任感を背に今回もたくさん悩み、試練が待ち受けていると思いますが、全力で駆け抜けて行きたいです。初めて立つコクーンの舞台。ぜひ見に来てください。