八代拓:テレビアニメ「遊☆戯☆王SEVENS」で純粋、情熱的なルークに 「デュエルできるのが夢のよう」

「遊☆戯☆王SEVENS」でルーク(上城龍久)の声優を務める八代拓さん
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「遊☆戯☆王SEVENS」でルーク(上城龍久)の声優を務める八代拓さん

 人気アニメ「遊☆戯☆王」シリーズ第7作「遊☆戯☆王SEVENS(セブンス)」(テレビ東京系で毎週土曜午前7時半、 BSテレ東で毎週金曜午後5時28分放送)に声優として出演する八代拓さん。2018年に第12回声優アワードで新人男優賞に選ばれた人気声優だ。「遊☆戯☆王SEVENS」では主人公・王道遊我(おうどう・ゆうが)の同級生・ルーク(上城龍久)の声優を演じている。八代さんに「遊☆戯☆王」シリーズへの思い、アフレコについて聞いた。

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 ◇小学生の頃に熱中した「遊☆戯☆王」

 「遊☆戯☆王」は、1996年9月~2004年3月に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された高橋和希さんの人気マンガ。テレビアニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」「遊☆戯☆王5D’s」「遊☆戯☆王ZEXAL」「遊☆戯☆王ARC-V」「遊☆戯☆王VRAINS」など派生作品が次々と作られている。

 新作「遊☆戯☆王SEVENS」は、大企業ゴーハ・コーポレーションによって管理されている近未来都市・ゴーハ市を舞台に、主人公・遊我が、子供にとって窮屈な世界を変えるため、自身の発明(ロード)を信じ、新たに作り出したデュエルルール・ラッシュデュエルで戦う姿を描く。

 八代さんは小学生の頃から「遊戯王オフィシャルカードゲーム」で遊んでいたという。それだけに「遊☆戯☆王SEVENS」には特別な思いがある。

 「小学生の頃、地元の公民館みたいなところで、男同士で集まってよく遊んでいたのですが、ある時、友人が『遊戯王オフィシャルカードゲーム』を始めたんです。面白い! となって、自分もカードを買って始めました。最初はなかなか勝てなかったのですが、考えてデッキを組んだりしながら、よく遊んでいましたね。『遊☆戯☆王』と言えば、ちょっと薄暗い公民館を思い出します。声優になってからはアニメ『遊☆戯☆王』シリーズに何度もお世話になっていますし、アニメシリーズの20周年というメモリアルなタイミングで出演させていただくことがすごくうれしいです」

 八代さんが演じるルーク(上城龍久)は自称ゴーハ7小ナンバーワンデュエリスト。デュエルの王のウワサを知り、王になる方法を調べる中で主人公・王道遊我の存在に気付く。演じる中で純粋さや情熱を意識しているという。

 「とにかく刺激的なことが好き。熱さもあり、いいやつなんですよね。僕の解釈では、格好いいものが好きで、自分が格好いいと思ったものをすぐに取り入れる。周囲がどうした、ルーク!? となることもあるんです。ただ、格好つけようとすると、ナチュラルではなくなります。格好いいものに対して純粋な思い、情熱があるので、そこを意識して演じています」

 「遊☆戯☆王SEVENS」は、キャラクターが叫ぶシーンも多い。

 「僕が一番叫んでいるかもしれませんね(笑い)。段々、叫ぶことが増えているかも……。子供の頃、アニメのデュエルをまねしていたので、こうやってデュエルできるのが夢のようですし、楽しくて仕方がありません」

 ◇15歳・石橋陽彩の演技に刺激

 主人公・遊我の声優を務めるのは15歳の石橋陽彩さんで、テレビアニメは初出演。アフレコでは八代さんがアドバイスを送ることもあるといい、石橋さんは、八代さんについて「すごく優しいんです。憧れの先輩です」と話していた。

 「うれしいですね。僕はまだまだ、人に教えるような立場ではないのですが、後輩、先輩関係なく人に伝えることが自分の勉強にもなります。陽彩君の熱量を感じて、自分も頑張らないと! と刺激を受けています。陽彩君に対して尊敬しかないですよ」

 「遊☆戯☆王SEVENS」は、新たなデュエルルール・ラッシュデュエルが採用されるなど新要素が続々だ。アニメもこれまでのシリーズとはまた違う魅力がある。

 「カードの名前が面白いんですよね。デュエリストの人となり、好きなものにちなんでいて、愛着がわきます。キャラクター同士の掛け合いも面白いんです。いろいろなギャグが盛り込まれています。え!? となるようなところもあって、子供はもちろん、大人も楽しめる奥深さがあります」

 八代さんのコミカルな演技も見どころの一つになりそうだ。情熱的なルークの活躍にも期待したい。

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