ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
#13「やばいものを拾ったっス!」
12月5日(金)放送分
人気アニメ「プリキュア」(ABCテレビ・テレビ朝日系)シリーズの劇場版アニメ最新作「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」が10月31日に公開された。「ONE PIECE」などに参加してきた深澤敏則さんが監督を務め、3世代のプリキュアによる熱いバトルシーンが魅力の一つになっている。深澤監督に、同作に込めた思い、制作の裏側を聞いた。
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劇場版は、第17弾「ヒーリングっど プリキュア(ヒープリ)」、第16弾「スター☆トゥインクルプリキュア(スタプリ)」、第15弾「HUGっと!プリキュア(HUGプリ)」の3世代のプリキュアが登場。プリキュアが“今日の世界”に閉じ込められてしまい、同じ“今日”を繰り返すことになる。「明日への夢と希望が詰まったワクワクの物語」になるという。「スタプリ」などの村山功さんが脚本を手がけた。3世代のプリキュアの共闘が見どころの一つになっている。
「テーマがいくつかありますが、僕の中では、映画を見た女の子たちが『プリキュア、格好いい!』と胸が熱くなるようなアニメにしたかったんです。3世代のプリキュアが出てきます。プリキュアがプリキュアを助けにくるところって燃えるじゃないですか。『マジンガーZ対暗黒大将軍』の頃から東映アニメーション(当時は東映動画)が昔から得意とするところですよね。これぞ東映アニメーション!というフィルムをイメージしていました」
「プリキュア」シリーズは初代「ふたりはプリキュア」から「女の子だって暴れたい」をテーマに激しいバトルを描いてきた歴史がある。今回の劇場版もまたダイナミックなバトルシーンに引き込まれる。
「(『ふたりはプリキュア』のシリーズディレクターの)西尾(大介)さんが手がけられた最初の頃に近いかもしれませんね。子供たちはプリキュアの活躍を見たい。やっぱり格好いいバトルですよね。より格好よく見せることを意識しました」
今回の劇場版は、プリキュアたちが力を合わせて敵を持ち上げる定番化しているバトルシーンもある。とにかく熱い。
「みんなで力を合わせて持ち上げるシーンは最初、プランにはなかったんですけど、(作画監督の)板岡(錦)さんから『定番で楽しみにしているファンも多い』と提案があって、入れました。熱い芝居ですしね。板岡さんはとにかく頼もしかったです」
「映画プリキュアミラクルリープ」には、大きな課題があった。プリキュアが“今日の世界”に閉じ込められてしまい、同じ“今日”を繰り返すことになる。いわゆるタイムリープアニメなのだが、「プリキュア」シリーズのメインターゲットである女児には少し分かりづらいことがあるかもしれない。
「同じ日を繰り返すという表現が大変です。挑戦でした。子供は時計も読めないかもしれない。時間という概念の表現が難しいので、なるべく分かりやすくしました。同じようなカットを使いながら、ちょっと違うけど、繰り返していることが分かるようにしました」
敵である“昨日”をつかさどる精霊のリフレインにはある目的がある。
「異なる主張を戦わせるような見せ方もしていませんし、お説教みたいにならないように気をつけました。リフレインにも正義があります。リフレインにしっかりしたバックボーンがないと、キャラクターを動かすことができません。生い立ちをしっかり考えました。その正義に対して何ができるのか? プリキュアは異常な事態を何とかしようとするし、(リフレインが狙う精霊の)ミラクルンを助けたい。そこをしっかり見せようとしました。力業だったところもありますが」
今回の劇場版は「明日に一歩踏み出すこと」の大切さを教えてくれる。
「映画が完成してから公開まで時間が空いたこともあり、しばらくこの映画を見ていなかったんです。久しぶりに見て、胸がジーンとしました。コロナ禍で大変ではありますが、彼女たちの元気な姿、素直で明るいところに元気、パワーをもらえました。例えば(『ヒープリ』の花寺)のどかは、一見おとなしそうだけど、強い。心が強いんですよね。人一倍責任感が強いですし。『いくよ!』と引っ張るというより、そんなのどかの姿を見てみんなが自然に支え、付いていく。『プリキュア』ってやっぱりすごいな!と改めて感じました。こういう時期だからこそ、いろいろな人に見ていただきたいですね」
「映画プリキュアミラクルリープ」は、熱いバトルを楽しめるだけでなく、見る人に勇気や元気を与えてくれる。「やっぱりすごいな!」という深澤監督の言葉通り、「プリキュア」のさまざまな魅力を堪能できるはずだ。
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2025年12月06日 11:00時点
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