10月13日をもって「欅坂46」から改名し、新たなスタートを切ったアイドルグループ「櫻坂46」のファーストシングル「Nobody’s fault」が、12月9日に発売される。グループの新たな門出となるシングルのセンターに大抜擢されたのが2期生の森田ひかるさん。「るんちゃん」「るんるん」の愛称で親しまれ、以前から小柄ながらもダイナミックなパフォーマンスに定評があった新星だ。発売日を前に、カップリング曲「最終の地下鉄に乗って」「ブルームーンキス」でもセンターを務める森田さんの魅力を紹介する。
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森田さんは2001年7月10日生まれ、福岡県出身の19歳。2018年11月に2期生としてグループに加入した。つぶらで大きな瞳が印象的な透明感のあるビジュアルはまさに“王道アイドル”といえるが、身長約150.5センチという小柄な身体から繰り出すパワフルなダンスパフォーマンスは、グループの中でもひときわ輝く。また、楽曲に合わせ、持ち前の大きな瞳を力強く見開いたり、うつろに一点を見つめたり、と彼女の“目力”に引き込まれるファンも多い。
昨年12月31日から今年1月1日に、年をまたいで放送されたTBS系の音楽特番「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ 2019⇒2020」で、当時グループを“絶対的センター”としてけん引してきた元メンバー・平手友梨奈さんの代わりにセンターを務めた、楽曲「黒い羊」のパフォーマンスも大きな話題となった。「排他」など人間の残酷な一面を表現する同曲は、当時平手さんの圧倒的なパフォーマンス力あってこそのものだと考えられたが、森田さんは平手さんとは異なる表現方法で、楽曲の新たな解釈を見事に引き出した。
そんな森田さんだが、初めてグループの冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京)に出演した際、「学校終わりには、田んぼ道で一人側転をしていました」というエピソードを披露するなど、ミステリアスな一面も。冠番組などでは笑い上戸な一面もたびたび見せており、「そこ曲がったら、櫻坂?」(テレビ東京)での森田さんをフィーチャーした企画では「変なところでツボりがち」と紹介された。また、語尾に「~ですけども」と付ける特徴的な口癖も、ファンの間ではチャームポイントとして知られる。
ステージ上で見せるパフォーマンスと、冠番組で見せる愛らしい部分などそのギャップも魅力的な森田さん。ファーストシングルでも、表題曲「Nobody’s fault」では、センターとして、グループを引っ張るような力強いパフォーマンスを見せたかと思えば、カップリング曲「ブルームーンキス」では、サビ前のソロパートで聴く者の心を撃ち抜く。改名し“新たな坂道”に立ったグループの“新センター”として、その重圧は計り知れないものがあると思うが、彼女が先頭に立って切り開き、上っていく「櫻坂46」の未来を楽しみにしたい。