東京ドームシティ Gallery AaMo(東京都文京区)で開催中の和月伸宏さんの人気マンガ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の初となる展覧会「25周年記念 るろうに剣心展」で、主人公・緋村剣心の愛刀を刀匠が再現した「逆刃刀・真打」が2月11日から展示される。岐阜・関の無鑑査刀匠・尾川兼國さんが、逆刃刀・真打を再現しており、茎(なかご、刀身の内側)の部分には、原作と同じく「我を斬り刃(やいば)鍛えて幾星霜 子に恨まれんとも孫の世の為」の銘が刻まれている。開館時間は午前11時~午後7時。
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「逆刃刀・真打」は、愛知県犬山市の博物館明治村の依頼のもと、尾川さんが日本刀として制作した。“不殺(ころさず)”の信念を持つ剣心の愛刀を完全に再現したもので、人を殺傷するのではなく峰打ちの状態になるよう、刀の刃と峰の部分が通常の刀とは逆向きに打たれている。展覧会では、「命とは」のエリアに展示され、名シーンの原画と共に逆刃刀・真打を鑑賞できる。
展覧会は、同作が1994年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始してから25周年を記念して開催。「週刊少年ジャンプ」連載時の直筆原稿やカラー原画を200点以上展示する。和月さんが主人公・緋村剣心と志々雄真実の闘いを描き下ろした原画「剣闘図」や新作ネーム「逆刃刀・初撃」も展示されている。
展覧会は3月7日まで東京ドームシティ Gallery AaMoで開催。開館時間は午前11時~午後7時。入場料は一般1600円、中高生1000円、小学生600円。4月23日~6月6日には、京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ(京都市左京区)で巡回展が開催される。以降、新潟にも巡回予定。
「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心が明治維新後、不殺を誓った流浪人(るろうに)として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いた。1994~99年に「週刊少年ジャンプ」で連載され、テレビアニメ化、実写映画化もされた。新章の「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-」が、2017年から月刊マンガ誌「ジャンプSQ.(スクエア)」(同)で連載中。全世界シリーズ累計発行部数(電子版を含む)は7200万部以上。
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