ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
人気アニメ「プリキュア」(ABC・テレビ朝日系)シリーズの第17弾「ヒーリングっど プリキュア(ヒープリ)」が2月21日の放送で、最終回を迎える。テレビアニメは終わるが、劇場版「映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」(中村亮太監督)が3月20日に公開される。テレビアニメの最終回を前に、花寺のどか/キュアグレース役の悠木碧さん、沢泉ちゆ/キュアフォンテーヌ役の依田菜津さん、平光ひなた/キュアスパークル役の河野ひよりさん、風鈴アスミ/キュアアース役の三森すずこさんに、同作への思い、劇場版について聞いた。
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河野さん 最初の頃は、せりふを合わせるのにいっぱいいっぱいだったんです。せっかくすてきな皆さんと共演させていただいているのに、楽しむという感じではなく、まず自分の務めを……となっていました。毎週、アフレコをする中で、皆さんが会話のテンポを作ってくださるので、そこに乗れば、自然にひなたでいられるようになりました。夏が終わる頃には、キャラクターも掘り下げられ、おこがましいんですけど、「今回はひなたらしく、自分が引っ張れたら!」と挑戦できるようにもなりました。変化、絆を感じてお芝居が変わっていったんです。皆さんにひなた、私を育てていただいたと思っています。
依田さん 最初は、うれしい気持ちがありつつ「必死に頑張って乗り切らないと!」と気負うところがありました。どこかで絶対言おう!と思っていたことなんですけど、悠木さんが、すごく褒めてくれるんですよ! すごく頼りになって、たくさん学ばせていただきました。ナチュラルに褒めてくださったり、「勝負したいけど、どうなんだろう?」と思っているところを拾い上げていただいたり、たくさんの優しい言葉、勇気をいただいて「チャレンジしてみよう!」という空気感を作っていただいていました。変に気負っていたものがなくなっていき、ずっと楽しい気持ちが続き、今日になっていました。
悠木さん 私も勉強させていただくことばかりで、「いいな!」と思ったことに「いいね!」と言っていただけなんです。最初に3人が集まった時から、みんなのスキルのパラメーターのバランスが整っている印象で、その中で一番とんがっている部分が伸びると、より個性的な役者さんになるんだろうな……と思っていました。みんなで作品を作っていく過程で「すてきだな!」と思っていた部分がどんどんスキルアップしていくのを見ていると、私も「役者としてもっとやりたいことがあるぞ!」となっていきました。照れくさい話ですが、理想の自分を求められることに若干の抵抗があったんです。だけど、後輩たちに純粋に「こういうところが好きです!」と言っていただけて「理想でいなきゃ!」と思ったところもありました。ありがたかったです。そんなふうになってきた中で、三森ちゃんが入ってきて、安心感が加わり……。
三森さん 私たちは、お母ちゃんとお父ちゃんみたいだったよね(笑い)。
悠木さん 三森ちゃんとはこれまでも現場でご一緒させていただくことはあったけど、あまり深い話ができていなかったので、「ヒープリ」では、考え方を教えていただく機会もあったのがうれしかったです。この一年、このチームでやってこれてよかった!と思っています。
三森さん キャラクターもバラバラですし、私たち4人もみんな違います。私は直感で動くけど、あお(悠木さん)ちゃんは「何でこうなったんだろう?」と思ったことを言葉にして論理立てて説明してくれます。ひよちゃん(河野さん)は、何でも聞いてくれるんです。「なんでこうなったんですか?」って。私はボーッとしていますが(笑い)。なっちゃん(依田さん)は優しくて、クッションみたい。感受性が豊かで、最後の日はずっと泣いていたよね。知れば知るほど、みんな面白いですし、興味しかありません。いい関係なんです。
悠木さん やっぱり特別ですよね。子供は、プリキュアがいると信じて見てくれています。そんな中で演じることができたことがありがたかったですし、勉強になりました。純粋にアニメを見ていた時のことを思い出しました。
依田さん 「ちゆちゃんへ」というお手紙をいただいたり、本当にありがたいです。ずっと背筋が伸びる思いがありました。特別な思いで1年を過ごしました。
河野さん 人生のこのタイミングで「ヒープリ」に出合えたことが本当によかったです! みんながそれぞれ、頑張っていて、つらい中で、癒やされたり、優しい気持ちになる作品を毎週届け、作品に関わらせていただくことで救われていました。ひなたと出会う前の自分は、ここまで明るくなかったんです。挑戦するのが怖くて、人前で失敗したら……と思うこともありました。でも「やれば何とかなるじゃん!」と言ってくれる存在ができたことが、本当に宝物になっています。最後まで力強く駆け抜けていく!という気持ちになりました。
三森さん おいっ子がいて、私が何の仕事をしているのかよく分かっていないんですね。ライブの映像を見てくれているようなので、歌う人なのかな?と思っていたみたいですけど(笑い)。そんなお姉ちゃんが、プリキュアになって、すごく喜んでくれたんです。アースが初めて変身した回を何回も見てくれているんです。私はキュアアースだけど、キュアアースは別にいる……と思ってくれているみたいで。私も小さい時、セーラームーンがいると信じていましたし、そういう思いで見ていただいていると思うと胸がいっぱいになります。
悠木さん なっちゃんはいろいろなシリーズに出ているし、どう感じているの?
依田さん みんな全然違いますね。「ヒープリ」チームは、キャラクターごとにアニマルがいますし、人数が多いなあという印象がありました。そのぶん、より個性はバラバラだけど、まとまりのあるチームだと思っています。バラバラだけど、根底に流れるものが、どこか似ているのかな? 「ヒープリ」チームは運命的です!
河野さん 普段からいろいろな話をしているので、近所に住んでいるような感覚もあります。「頑張ろうぜ!」とキリッとなるところもあるのですが。
依田さん ずっと一緒にいるから家族みたいに似てきたのかな? 安心感がありますし。
三森さん 確かに安心感がありますよね。
悠木さん 居心地がすごくいいんです。
悠木さん アフレコで同じ方向を向いて走っている時の楽しさが名残惜しいところもあるけど……。また会えるしね!
三森さん またすぐに会えそうだよね。
河野さん 別の現場で会って「成長したじゃん!」と言っていただけるように頑張りたいです。
依田さん お芝居の楽しさを教えていただけた作品ですし、また成長して皆さんとお会いしたいです。
三森さん そうなんです。ずっと待ってました!という気持ちで、うれしいです。みんなから(昨年10月に公開された)「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」の収録のお話を聞いていて、私も映画に出たい!と思っていたんです。
悠木さん 春の公開ですし、「ヒープリ」の集大成になります。アースもそろってみんなで公開を迎えられることがうれしいですし、ホッとしています。アースの銀幕デビューを見届けられるのもすごくうれしい。アースの神々しい姿を大画面で見ていただきたいです! 「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」の時は、まだドキドキしていましたが、今回は「みんなと一緒だ! 楽しい!」という気持ちで参加できました。それに「公開されることになってよかった!」という気持ちが何よりも一番大きいです。皆さんに希望をお届けできる機会ですし。
河野さん 私は「5」を見て育ったので、「5」のプリキュアが登場することが発表された時は、地元の友人から「見ていたよね!」って連絡をもらいました。子供の頃に見ていたシリーズが、大人になって続いていることがすごい!と改めて感じています。キュアレモネードとしゃべるなんて!と不思議な気持ちでした。
依田さん 「5」の皆さんと共演させていただけたことがうれしいですし、夢と希望にあふれた作品になったこともうれしいです。
悠木さん アクション、華やかなゆめアールの表現、変身……と目でずっと楽しめます。大きな画面でぜひ見てください!
河野さん 映画オリジナルキャラクターの天才科学者・我修院サレナの「夢をかなえたい!」という気持ちに対して、敵のエゴエゴが登場します。夢とエゴがぶつかるんですよね……。サレナの夢とエゴエゴのエゴがどうやって光と影になるのかにも注目してほしいです。
依田さん いろいろあるのですが、親子の絆を描いているところもぜひ見てほしいですね。テレビアニメでも、のどかとやすこママの関係が描かれていますが、映画のママの行動、映画のオリジナルキャラクターの“ゆめアールプリンセス”のカグヤちゃんと、ゆめアールの空間を開発した天才科学者・サレナの親子の絆も注目です! それに、グレースが神々しいです! カリスマと名高いキュアドリームですが、グレースも負けていません!
三森さん タイトルに「大変身!!」とありますが、映画オリジナルフォームのパートナーフォームは、プリキュアとヒーリングアニマルが合体して、、耳が付いていたりして、可愛いですよね! 大人になると、現実的になって、自由な発想ができないこともありますが、今回の映画を見て「子供の発想はもっと自由だよ!」と感じました。すてきですよね。親子の絆にもグッときました。ぜひ親子で楽しんでいただきたいです。
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