放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
女性ファッション誌「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルを務め、若者に人気の“りんくま”こと久間田琳加(くまだ・りんか)さん。昨年は初の写真集とスタイルブックを発売したほか、女優としても深夜ドラマ「マリーミー!」(ABC)に主演し、その演技が注目を集めた。そんな久間田さんは、2月23日に20歳の誕生日を迎え、「振り返ってみると悔いのない10代。本当に出し切りました」と笑顔で明かす。現在、Amazon Prime Videoで全話先行配信中のドラマ「お茶にごす。」にも出演する久間田さんに話を聞いた。
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「お茶にごす。」は、「今日から俺は!!」などで知られる西森博之さんの同名マンガを「劇団EXILE」の鈴木伸之さん主演で実写化した作品。中学最強の不良と恐れられた船橋(鈴木さん)が、高校入学を機に「暴力の連鎖を抜け出し平穏な日々を過ごしたい」と願い、茶道部に入部。茶道の心得を知り、茶道部の仲間たちと関わることで少しずつ変わっていく……というストーリー。主演の鈴木さんのほか、久間田さんとは「マリーミー!」に続いて再共演となった瀬戸利樹さん、萩原みのりさんらが出演。久間田さんは、主人公が通う開架高校の3年生・姉崎奈緒美を演じた。
学園を舞台にしたコメディーで、久間田さんは「こういったドラマは初めてで、話には聞いていたのですが、演じる難しさよりも、とにかく笑いをこらえるのに必死で(笑い)。おかしなせりふがたくさんあって、それを笑わないでやるのが大変でした」と語る。
奈緒美は茶道部部長で、人を見た目で判断せず、船橋に対して優しく接する。久間田さんによると「仲間意識が高くて、みんなから愛されていて、親近感のある部長」で、「こういった部長さんが近くにいたらいいなって思いましたし、自分が高校生のころ、すてきに見えた先輩方はどうだったのかなと、思い出したりもしました」と話す。
劇中で制服姿を披露し、「高校を卒業してから学生のころは良かったなって思うことが多くて。こういう機会にまた制服を着られてうれしかったです」とにっこり。「あと、このお仕事をしていると、制服を着る機会がどんどん増えていくって鈴木さんもおっしゃっていたので、これが私にとっての一つの始まりなのかなと思いますし、学園ものはまだまだ頑張りたいです」と声を弾ませた。
現場は久間田さんにとって10代最後のドラマ撮影にもなった。「みんな、本当に仲が良くて。空き時間に家から持ち寄ったゲームをしたり、やっていることは本当の高校生と一緒。あと、何でそうなったのか思い出せないんですけど、現場では占いもはやって……。言い出すのは大体、鈴木さん。あれをやろう、これをやろうって、みんなを引っ張ってくれました」と笑顔で振り返る久間田さん。
撮影を通じて茶道にも触れ、「初めて茶道を習ったのですが、すごく奥が深いというか、心が落ち着くなって感じました。まだやり方を覚えているので、できることなら続けてみたいです」と意欲をのぞかせる。
また、「作品を重ねるにつれて、もっと女優業をやりたいという思いは強くなってきている」という久間田さんは、「それは『マリーミー!』に『お茶にごす。』と、すてきな作品に出合えたから。本当に楽しいですし、現場に入って、自分の中で『こうしたかった』ってことができて、監督さんに『良かったよ』って言っていただけたとき、演技のイメージが合致する瞬間は『やめられない』ってなるので、これからも演技の幅が広がるよう、いろいろな役に挑戦したいです」とうれそうに話す。
演技以外に目を向ければ、20歳の誕生日を迎えた今年2月にボディーケアブランド「Laetirais(レティレーズ)」の設立と、自身のこだわりを詰め込んだボディークリームの開発を発表。大好きな美容の分野でプロデュース業にも乗り出すなど、新たな展開を見せている。
久間田さんは「ドラマやバラエティーでテレビのお仕事もさせていただいて、そこにプロデュース業も加わったので、さらにいろいろな方面で活躍したい気持ちでいっぱいです。Seventeenモデルとしては、年齢的にも上の方で、部長らしく(笑い)、後輩を引っ張っていけたらと思っています」と今後の展望に胸を膨らませていた。