ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
杉谷庄吾【人間プラモ】さんのマンガが原作の劇場版アニメ「映画大好きポンポさん」(平尾隆之監督)が6月4日に公開された。同作はYouTube発のレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」のアーティストが主題歌、挿入歌を担当。MANTANWEBでは「映画大好きポンポさん×KAMITSUBAKI STUDIO」特集の第3弾として、主題歌「窓を開けて」を担当する同レーベルの新人のCIELのインタビューを公開。同曲について「自分と重なっているように感じました」と語るCIELに作品、楽曲への思いを聞いた。
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ジーン君の言葉、ナタリーの想(おも)い、劇中のあらゆるシーンに、他人事とは思えないものがたくさん詰め込まれていて、まるで自分の映画を見ているかのような、そんな気持ちに勝手ながらなってしまいました。
そして、映画の中で作られていくもう一つの映画「MEISTER」からも、登場人物のさまざまな感情や一人一人の想い、素晴らしいシーンをどのように受け取り手に伝えるのかという、そんな創作にかける作り手の想いというものを強く感じて、一つの作品で二つの映画を見たような満足感がある、不思議な感覚になりました。
この作品の主題歌を担当させていただけたことは、初めはウソのような、夢のようなフワフワとした心地でしたが、今は、少しずつ実感が湧いてきています。
最初にお話をお聞きした時は、自分の中ですぐには受け止めることができず、未知の世界すぎて、頭の中がハテナであふれていました……。その場ではもちろん、ワクワクやドキドキも感じていましたが、それ以上に緊張や経験したことがない事柄に対しての不安が大きかったです。
この世界や自分自身へのあきれや諦めで落ち込んでしまう、そんな日々の中にあっても自分の深部には好きなものへの情熱があって、だからこそ立ち止まってても仕方ないと言い聞かせて駆け出していくような、背中をポンっと押してくれるような楽曲だと思います。
曲中にある、「虚(むな)しくてもう味がしない」、「やる気がずっと後ろを向いている」「部屋で溺れそう」など、実際に自分自身も感じたことのある思いが多く、だけど音楽への強い想いは決して変わらない、そういった部分が自分と重なっているように感じました。
--アニメに登場する“映画の虫”のジーンは映画作りに没頭します。没頭していることは?
音楽にずっと没頭しています。音楽以外にも夢中になることはたまにありますが、それでも頭の中に常に音楽があって、ひかれるゲームなども音が好きだったり、音楽が好みという理由からやり始めることが多いので、頭の中が音楽畑になっています……。
今の時点ではこんな存在になりたいというところまで、考えられていません。今は自分の歌を歌うことで少しでも何か、足跡のようなものを残していけたらと思っています。自分にはまだまだ力が足りないので○○な存在に……というのを見つけられるのはもっと先なのかなと思っています。
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