じゃあ、あんたが作ってみろよ
最終話 不器用な愛で、変われ!
12月9日(火)放送分
俳優の濱田岳さんが、10月スタートの連続ドラマ「じゃない方の彼女」(テレビ東京系、月曜午後11時6分)に主演することが9月1日、分かった。本作は秋元康さんが企画・原案を務めるオリジナル作品で、普通の人生を歩んできた男と“妻じゃない方の彼女”の姿を描く不倫コメディー。濱田さんは天然魔性系女子大生に振り回される主人公・小谷雅也役で、「これまで演じてきたことのない役柄で、とてもチャレンジングだなと感じました」と話している。
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特別目立つことのない人生を送ってきた、いわゆる「じゃない方」男性の大学准教授・小谷雅也は、美人妻と子供に囲まれ、何不自由ない日々を過ごしていた。しかし、ある日を境に、雅也が勤める大学に通う女子生徒・野々山怜子に距離を縮められ、恋の沼にどんどん落ちていく……というストーリー。「来世ではちゃんとします2」(テレビ東京)などの三木康一郎監督が演出を手がける。
ドラマは地上波での放送終了後、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」「ひかりTV」でも配信される。
コメントは以下の通り。
これまで演じてきたことのない役柄で、とてもチャレンジングだなと感じました。台本を初めて読んだとき、これまでにない新しいジャンルのドラマを作ろうというスタッフの皆様の高い目標、それにチャレンジしようという気概を感じ、とても勇気をもらいました。新しい形のコメディードラマとして、温かい目で見て、楽しんでいただけたらうれしく思います。
何年か前に、ある漫才コンビについて話していたスタッフが、「じゃない方!」「じゃない方!」と叫んでいるのを見て驚いたことがあります。コンビのどちらかの名前を失念していたなら、「ボケの方」とか「ツッコミの方」というか、「上手(かみて)の方」「下手(しもて)の方」と呼べばいいのに……。「面白い方」「面白くない方」という意味なのか、「顔が知られている方」「顔が知られていない方」という意味なのか、残酷な言い方だなあと思っていたら、当の本人たちは、むしろ、いとおしさを込めて呼んでいることに気づきました。漫才という話芸において、それぞれ立場の異なる役割を理解した上での発言だったのです。
言い方を変えれば、人間は、みんな、何かの「である方」であり、何かの「じゃない方」だと思います。そんな言葉遊びの延長線上でドラマを企画しました。とある男性の前に、2人のすてきな女性が現れたら、どちらが「である方」であり、どちらが「じゃない方」になるのか? それが、また、厄介なことに、時間差で現れたとしたら? もっと、面倒くさいことに、結婚してから現れたら? 奥さん? 彼女? どっちが「じゃない方」? 要するに、ぐしゃぐしゃなラブコメができました。
10月クールの月曜23時台は、テレ東ドラマとして昨年大きな話題となった「共演NG」以来、1年ぶりの秋元康企画・原作ドラマ「じゃない方の彼女」をお届けします。テーマは「不倫」。もちろんこれまでにも、ドロドロの修羅場が描かれた不倫ドラマは、数多くありました。しかし、秋元ドラマは、今回も一筋縄ではいきません。今や不倫が、社会的な命取りともなる状況。そんな中、平凡でさえないけど、常識ある一人の男が、不倫沼に落ちて行ってしまう……なぜ? どうやって? ……そのどうしようもなく愚かで滑稽(こっけい)、それでいてどこか憎めない様を、クスッと笑えるコメディーとして描きます。
主演は、コメディーにかけては、文字通りこの年代のトップランナーの一人、濱田岳。他にも、主人公と禁じられた恋に落ちる天然魔性(?)の女子大生、しっかりものの美人奥さんにも、ここでは言えない豪華キャストが! バレたら終わり……。そんな恐怖と背中合わせの状況に、監督の作るハイセンスな映像世界が相まった、これまでなかった新しい感覚のコメディーです。「じゃない方の彼女」どうぞご期待ください!
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