ヴァイオレット・エヴァーガーデン:水卜麻美アナが心動かされた第3話の“手紙” 中島芽生アナ、伊藤遼アナも

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版」の一場面(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
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「ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版」の一場面(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

 京都アニメーションが手がけるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で10月29日、11月5日に2週連続で放送されることを受けて、同局の水卜麻美アナウンサー、中島芽生アナウンサー、伊藤遼アナウンサーがコメントを寄せた。

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 水卜アナは、心を動かされたシーンとしてテレビアニメ第3話で、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが、自動手記人形の養成学校で出会ったルクリアが兄に宛てた手紙を代筆する場面を挙げ、「ヴァイオレットの書く手紙は、最初は報告書のような『異常ありません』みたいなの文章だったのですが、養成学校で出会ったこの兄妹に触れたことで、一言なのに全ての温かさが伝わる、簡潔で素晴らしい愛の伝わる手紙に、劇的に変わっていくんです。そこがすごく好きですね」と話している。

 水卜アナは、同じく第3話のヴァイオレットとルクリアが、高い塔の上から街の景色を眺めるシーンについても「もちろん言葉の大切さもあるのですが、美しい景色が人の心をパッと変えるというのも、すごくすてきなシーンだなと思いました」とコメントした。

 中島アナは、第1話の「『あいしてる』を……知りたいのです……」というヴァイオレットのせりふに心を動かされたといい、「少佐の言葉の意味を知りたいという真っすぐな思いが込められた、命令だけに従い武器として動いてきたヴァイオレットが初めて自分の意志で何かをしたいと訴えた言葉です。物語の軸となるせりふで、どのシーンを見ていてもこのせりふが頭をよぎり、『愛って何だろう』と考えさせられます」と話している。

 伊藤アナは、第7話のヴァイオレットが湖面を駆けるシーンを挙げ、「自分に何かできないかと望むヴァイオレットのひたむきさが人の気持ちを動かしたのだと、見ていてすごくうれしくなりました。そして、ヴァイオレットが依頼者のオスカーの話を聞き涙するのですが、人の気持ちを自分と重ねて理解できるようになったヴァイオレットの成長を感じられました」と語っている。

 ファンの間で神回とも言われた第10話について、水卜アナは「このエピソードは、やはり譲れません」と話し、中島アナも「この回は神です! 母親の子供を思う気持ちが凝縮されたお話で、ハンカチなしでは見られません。そして、この代筆を終えた後に、仲間のもとに帰って来た時にあふれるヴァイオレットの涙がより胸に刺さります」とコメント。

 伊藤アナは「ヴァイオレットが人の気持ちを理解するだけではなく、人のことを思えるようになったのだと、その姿を仲間に見せられるようになったのだと、彼女の成長を感じられたシーンです。涙なくして見られません。信じられないほど泣きました」と話している。

 金曜ロードショーでは、10月29日午後9時に、2018年1~4月に放送されたテレビシリーズを石立太一監督の監修で新たに再構成した「特別編集版」を放送。11月5日午後9時に、2019年9月に劇場公開された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」を本編ノーカットで放送する。「特別編集版」としての放送はテレビ初で、「外伝」は地上波初放送となる。

 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、「第5回京都アニメーション大賞」の大賞を受賞した暁佳奈さん作、高瀬亜貴子さんイラストのライトノベルが原作。かつて軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンが、依頼者の思いをくみ取って言葉にする自動手記人形となり、さまざまな依頼者のさまざまな感情に触れ、人の心を理解していく……というストーリー。テレビアニメが2018年1~4月に放送された。新作劇場版アニメ「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が2020年に公開され、興行収入が約21億3000万円を記録するなどヒットしたことも話題になった。

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