水島精二総監督:「エヴァに参加していなかったら今の僕はない」 劇場版アニメ「フラ・フラダンス」は「集大成」

劇場版アニメ「フラ・フラダンス」の完成披露試写会に登場した水島精二総監督
1 / 1
劇場版アニメ「フラ・フラダンス」の完成披露試写会に登場した水島精二総監督

 アニメ「機動戦士ガンダム00」などの水島精二さんが総監督を務める劇場版オリジナルアニメ「フラ・フラダンス」(12月3日公開)の完成披露試写会が11月3日、イイノホール(東京都千代田区)で行われ、水島総監督が登場した。水島総監督は、新人フラガールの成長を描く同作のストーリーにちなみ、自身の新人時代を振り返り、1995~96年に放送されたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の制作に参加した際のエピソードを語った。

あなたにオススメ

 水島総監督は「僕の人生において大きな出会いは『新世紀エヴァンゲリオン』。当時は(同作の監督を務めた)庵野(秀明)さんにいろいろなお話をしていただいた。『アニメの監督をやってみたいと思っています』と伝えると、『監督は全てにおいて手を出すか、スタッフを信用して任せるかどちらかしかない』と言われた。それが監督をやる時に指針になった言葉です」と話し、「エヴァンゲリオンに参加していなかったら、今僕はここにたっていないと思う」と語った。

 「フラ・フラダンス」は、自身が「ずっと作りたかった作品」といい、「絆というテーマを含んでいる。僕がアニメを作ってきた中の集大成。いろいろな人のつながり、縁でこの作品を作ることができた。その出発点が庵野秀明だったと言っても過言ではないぐらい、背中を押された人物です」と話していた。

 イベントには、声優を務める福原遥さん、美山加恋さん、富田望生さん、前田佳織里さん、陶山恵実里さん、山田裕貴さん、ディーン・フジオカさんも登場した。

 「フラ・フラダンス」は、福島県いわき市に実在する大型レジャー施設・スパリゾートハワイアンズを舞台に、日羽ら新人フラガールたちの成長を描く青春群像劇。フジテレビがアニプレックス、イオンエンターテイメントなどパートナー各社と取り組むアニメプロジェクト「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一環で製作される。

 「劇場版アイカツスターズ!」「ガンダムビルドダイバーズ」などの綿田慎也さんが監督を務め、「若おかみは小学生!」などの吉田玲子さんが脚本を手掛ける。BN Picturesが制作する。

アニメ 最新記事