人気グループ「King & Prince」の神宮寺勇太さんが11月8日、同日から東京グローブ座(東京都新宿区)で上演される舞台「葵上」「弱法師」の会見に登場した。自身にとって単独初主演となる本作は、三島由紀夫の短編戯曲集「近代能楽集」の2編が原作。「一人では立ち向かえないくらい難しい、大きな壁でした」と作品の印象を明かした。
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稽古(けいこ)開始当初、神宮寺さんは「夜も眠れなかったです。これは自分にできるのかとすごく思いましたね」と告白。「でも、たくさん稽古を重ねていただいたので、僕としてはとてもありがたかった。そこで自分の中に落とし込んでいくことができたので助かりました」と変化を語った。
King & Princeメンバーの岸優太さんからは、「大丈夫、神宮寺ならできる」と声をかけてもらったといい、「すごい心強かったですね。その言葉を胸に今も立っています」とコメント。MCから「メンバーが見にきて、その後の感想も楽しみですね」と言われると、「そうですね。絶対見にくると思います」と笑顔をのぞかせた。
「葵上」は「源氏物語」を基に、時代を超えても変わることのない嫉妬や欲望、情念など、心の内に秘められた闇を生々しくも幻想的に描く。「弱法師」では終末観を抱いた青年が、いかに大人の世界に復讐(ふくしゅう)するかを軸に物語が展開する。神宮寺さんは「葵上」で美貌の青年・若林光、「弱法師」で戦火で視力を失った青年・俊徳の二役を演じる。
11月8~28日に東京グローブ座、12月1~5日に梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪市北区)で上演。