「令和のグラビアクイーン」などと呼ばれているタレントの沢口愛華さん。2021年は高校を卒業し、上京。芸能事務所「インセント」に所属し、新たなスタートを切った。「まだ18年しか生きていないのですが、変化という意味では一番、大きい1年になりました」と振り返る。東京での一人暮らしにはじまり、「対人関係が大きく変わった」中でも、グラビアを中心にさまざまなことにチャレンジ。「沢口愛華という人間がせわしなく動いて、結果的に居心地のいい1年になった」のも、進学せず芸能活動に専念することを1年前に決めたから。「その決断を間違いにはできないなと思っていて。正解にするため、すごくあがかなくてはいけないと思って、今、あがいています」という沢口さんが2022年の抱負を語った。
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沢口さんは2003年2月24日生まれ、愛知県出身の18歳。2021年は、前年発売の雑誌、マンガ誌、週刊誌、電子書籍などの中で、表紙を飾った回数が多かった女性を選出する「第7回カバーガール大賞」で大賞を含む“4冠”を達成し、引き続き多くの誌面で活躍。マンガ誌「週刊ヤングマガジン」(講談社)のウェブサイト「ヤンマガWeb」で、連載「週刊 沢口愛華」もスタートさせた。
「週刊 沢口愛華」では、沢口さんがまだ知らない東京のことを知ろうと名所、面白スポットを巡る「さわ散歩」が話題に。神保町の古本屋街を訪れた際、「めちゃくちゃ仕事を忘れて楽しめた」という沢口さん。実は文学少女の一面を持ち、「フィクションだけど、ノンフィクションなのかなって思える物語が好きで、そういったタイプの本が並んでいるのを見たり、『ああ、昔こういうふうに思った人がいるんだ』という、その足跡みたいなものを見つけたり、『これはプライベートで絶対来よう』と思いました。普段、仕事とプライベートを分けたがりな私が、初めて、プライベートにもつながる仕事があるんだと思えたのも、『さわ散歩』のおかげだなって」とうれしそうに話す。
また2021年は、沢口さんの「“オフな一面”が楽しめること」をコンセプトに公式ファンクラブチャンネル「沢口愛華のオフタイム」が開設され。ブログや動画を通じて、“等身大の沢口愛華”を発信。ファンとの交流を図る一方、初のDVD作品のリリースやカレンダー発売もあった。
そんな充実の1年を象徴するように、10月には情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン(サンジャポ)」(TBS系)に生出演。上京後、初のテレビでの仕事だったといい、「この間、実家に帰ったときに、みんなからの一言目は『サンジャポ見たよ』でした」と反響の大きさを明かす。
沢口さんの出演を知らず、たまたまその日、番組を見ていて『沢口愛華が出ている』とその家中がパニックになった友達もいたらしく、「その後、『何で事前に報告しないんだ』というお叱りのメッセージを家族ぐるみでいただきました。こんなにも自分の仕事を認めて、応援してくれる人がいるんだってことを感じられたので、出られてよかったなと思いますし、やっぱり地上波で生放送ですから、なかなかうまくいくこともなく、もっと高みを目指して頑張りたいなって思えたのも大きかったです」と振り返った。
充実の2021年を経て、今、改めて「祖父母や家族、友達とか応援してもらっているみんなに『本当にそういう道に進んでよかったね』と言ってもらえるように頑張らなくてはいけなきなって思います」と“さらなる成長”を誓ってみせる沢口さん。
2022年に挑戦してみたいことを聞くと、「いろいろなグラビアを一通りやらせてもらい、今はエモーショナルなものを突き詰めたいと思っていますし、あとは“温かいグラビア”を作りたいなって。その子の性格が垣間見えるようなグラビアって見ていて本当に心が動かされますし、私は自分のことをめちゃくちゃ美形なわけではないと思っているので、中身を含めて可愛いと思えるようなグラビアを作っていけたら。カメラマンさん、スタッフさんとのコミュニケーションは大切だと思っています」と声を弾ませる。
また「文字の連載」も夢見ている。きっかけはブログで、「『文章が面白い』『良く書けてる』と、お世辞だとしてもそういった言葉をいただけてすごく自信にもなりましたし、グラビアを見て好きになってくれた方が、よりコアなファンになってくれるというか。まだまだ実力不足だし、文字の連載ってなかなかハードルが高いと思うのですが、やりたいことがまた一つ増えたなっていうのは感じています」とひそかな野望も。
以前から公言していた「女優業への思い」も変わらず。「女優を目指したいと上京してきて、今の事務所に入り、演技のワークショップを受けたりして、技術面で勉強になったこともたくさんあって、自分は何も知らなかったってことを再確認できたというか。ほかにもたくさん女優や俳優を目指している人いて、それぞれが熱い思いを持って、自分のどういうところを見てほしいか、ちゃんと考えて練ってきている。そうやって成り立っているものなんだってことを目の当たりにして、自分が取材とかで『女優になりたい』『女優を目指している』と言葉にするのはいいけれど、心の面ではまったく何もできていなかったってことに気付きました。芝居って自分だけの世界だけじゃない、人それぞれが見ている世界だったりもするから、それを共存させていくためにも、自分はもっと視野を広くしなきゃいけないなと思いますし、もっと勉強して技術面でも心の面でも成長していけたら。そしていつか、一つの作品に出られたらいいなっていうのは思っています」と語っていた。