ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
モデルのKoki,(コウキ)さんの初主演映画「牛首村(うしくびむら)」(清水崇監督)が2月18日に公開される。今作でKoki,さんは初主演で一人二役にも挑戦。舞台あいさつに出席するため大阪を訪れたKoki,さんに、初演技について、完成した作品を見た感想、楽しみにしている人たちへのメッセージなどを聞いた。
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「牛首村」は、2020年2月公開の「犬鳴村」、2021年2月公開の「樹海村」に続く「恐怖の村」シリーズ第3弾。北陸に実在する心霊スポット・坪野鉱泉が舞台で、女子高生の奏音(Koki,さん)はある日、自分そっくりな女子高生が映っている心霊動画を見る。牛首マスクを無理やりかぶせられたその女子高生が廃虚に閉じ込められたところで映像は途切れた。奏音は何者かに導かれるように、クラスメートの蓮(萩原利久さん)と共に動画の撮影地・富山県の坪野鉱泉へと向かう……という展開。Koki,さんは奏音と妹・詩音(しおん)の一人二役を演じ、高橋文哉さんが詩音の恋人、将太を演じた。
演じることは「幼い頃から憧れていました」というKoki,さんだが、今作のオファーには、「びっくりしました。自分に主役、しかも一人二役が務まるのかとても不安でした」と打ち明ける。
仮の台本を読んで、その不安な気持ちが吹き飛んだ。「私、ホラーの描写が泣くほど怖くて、一人でホラー作品を見られないくらいなんですが、この作品については、怖いのにどうなるのか結末が知りたいと、先を読み進めてしまい、ストーリーに本当に魅了されました。それで、ぜひ挑戦させていただきたいと思いました」と語る。
一人二役については、「違いを作ろうということではなくて、別々の人を演じようと心がけました」と話す。
そのために、「奏音と詩音の性格の違いと、それぞれの自分との共通点を探して演じました」という。
自身との共通点は「奏音は、クールに見えるかもしれないですけど、中身は情熱的。私には姉(Cocomiさん)がいるのですが、姉妹のことを何がなんでも守りたいという気持ちが奏音と共通するものなのかなと思います。詩音は、どちらかというと女の子っぽくて、守ってあげたくなる存在。お姉ちゃんが大好きで頼りたいという気持ちを持っている。そんなふうに姉に頼るところが共通点なのかなと思います」と説明する。
結果的に、「奏音と詩音という別人を演じ、演じる上で学ぶこともまるっきり違ったので、経験が倍になり、2倍、学ばせていただきました。本当に宝物のような経験をさせていただいたなと思います」と充実感をにじませる。
姉妹を演じるにあたっては、「本当に姉がいてよかったなと。実際に姉がいることによって、姉妹の絆だったり、お互いを思う心だったりを感じ取れ、共感できました」という。
姉のCocomiさんとは、撮影中、「しょっちゅう連絡を取り合っていた」と明かす。「アドバイスというより、元気づけてくれました。何気ないワンちゃんの写真を送ってくれたり、『今日の撮影どう?』って聞いてくれたり。撮影で家を出るときは毎日、『楽しんでね』って声を掛けてくれたので、それが大きな勇気づけになりました」と感謝する。
完成した作品を見て、「最初はあまり客観的には見られなくて……。でも、撮影中は詩音と奏音を別々に演じていたので、完成作では同じスクリーンで2人を同時に見ることができて、とてもうれしかったです。台本を読んでいて、次に何が起こるのかを分かっていてもぞくっとしました」と感想を語る。
公開までは、取材やイベントなどに奔走しているKoki,さん。舞台あいさつのために訪れた大阪の印象を、「とても明るくてエネルギッシュ。関西弁を聞くと、幼い頃からお会いしている明石家さんまさんの顔が浮かびます」と笑顔で語る。
大阪名物の“粉モン”も好きで、「たこ焼きが好きなんです。今日はイカ焼きを初めて食べたんですが、とてもおいしかったです」とうれしそうに話していた。
ひと仕事終えたあとは「いつも母の手料理が早く食べたいなと思います。おうちに帰って、食べるのをいつも楽しみにしています」とKoki,さんは10代らしい無邪気な笑顔を浮かべていた。
最後に、「牛首村」について「ぜひ複数人で映画館に足を運んで、映画を見る経験を分かち合ってほしいです。見終わったあと、『どこが一番怖かった?』『どこが一番びっくりした?』と話をするなど、ぜひ皆さんで楽しんでほしいなと思います」とメッセージを送った。
※Koki,さんの「o」はマクロン付き
2024年11月22日 14:00時点
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