豊嶋花:子役出身の15歳女優 長澤樹と短編映画でW主演 高校最後の夏を過ごす主人公を「繊細に」 

短編映画「冬子の夏」で長澤樹さんとダブル主演を務める豊嶋花さん
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短編映画「冬子の夏」で長澤樹さんとダブル主演を務める豊嶋花さん

 女優の豊嶋花さんと長澤樹さんが、短編映画「冬子の夏」でダブル主演を務めることが明らかになった。群馬県中之条町を舞台に、自然豊かな環境に囲まれながら、高校最後の夏を過ごす2人の姿を描く青春物語。進路を決められぬまま、ダラダラとした日々を送る主人公・冬子を豊嶋さん、冬子の唯一の理解者である親友・ノエルを長澤さんが演じる。

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 2020年度の伊参(いさま)スタジオ映画祭で、シナリオ大賞グランプリを受賞した煙山夏美さんの同名短編の映像化で、豊嶋さんと長澤さんは初共演。「カラダカルピス」「WONDA」「アフラック」などのテレビCMを手掛けた金川慎一郎が監督を務め、8月から撮影を開始し、11月の伊参スタジオ映画祭での初上映を目指す。

 現在15歳の豊嶋さんは、幼い頃から名子役として活躍し、昨年4月期に放送された連続ドラマ「大豆田(おおまめだ)とわ子と三人の元夫」(カンテレ・フジテレビ系)では、松たか子さんの娘を演じて話題となった。

 「人生に何度か訪れる転機で、周りに置いていかれているような、心細さを感じてしまうことがあると思います。冬子は、そんな心細さを『弱み』として見せることができず、いら立ちをノエルにまでぶつけてしまいます。強がることは自分にとってマイナスになると分かっていても、そのときは見えを張ることしか考えられない。そんなときが私にもあります。のどかなひまわり畑で少し成長する冬子を、繊細に演じられるように頑張ります」と意気込みを語っている。

 昨年公開の映画「光を追いかけて」(成田洋一監督)でヒロイン役を務めた長澤さんは、16歳の注目の若手女優で、「初めて台本を読んだとき、冬子とノエルの『見てはいけないものを見てしまった』と言うようなハッとした気持ちになりした。不安定で危うい感覚と同時に繊細な心のゆらめきと感動がありました。私が演じるノエルはどこかふわふわとしていて『不思議』という言葉が似合う女の子だと思います。不器用にもがきながら確かめ合う『今だけの2人』を見ていただけたらうれしいです」とコメントしている。

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