元フジテレビアナウンサーの大島由香里さんが、クラフトビールのサブスクリプションサービス「Otomoni(オトモニ)」とコラボして、「ビールとビールの合間に飲むビール」がコンセプトの「SYLDRA(シルドラ)」をプロデュース。5月30日から同サービスの公式サイトで一般販売される。フリーに転身して約4年半、今回のビールのプロデュースや、写真集の発売、さまざまなバラエティー番組への出演など活躍の幅を広げているが、「ずっとやりたかったことが全部できている」と充実感をにじませる大島さんに話を聞いた。
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昨年2月に開設した公式YouTubeチャンネル「大島由香里に乾杯!」の謳(うた)い文句「8割方飲んでる動画」。晩酌する様子を公開したり、オススメのビール、おつまみを紹介したりと、その“酒豪ぶり”が話題になっている大島さん。「20代の頃からお酒は好きでした。当時は焼酎ブームで、しそ焼酎とか飲みやすいのもあったので、家でボトルを開けたりして楽しんでいました」と明かす。
ただ、当時は“ビール党”ではなかったという。「ほかのお酒のチェイサーとして飲むものという印象で、同じ量の酒を飲むならアルコール度数が強い方がいいなって20代にして思っていました」と笑う。
ビールに目覚めたのは、フジテレビに入社2~3年目の頃。炎天下の夏の中継終わり、スタッフと共に食事に行った際のことだったと振り返る。「一日中外で取材をして、だらだらに汗をかいて。喉がカラカラの状態で飲んだキンキンに冷えたビールが最高においしくて(笑い)! そこからビールの扉が開きました!」
それからビールにハマっていったといい、「クラフトビールブームが来てから、『ビールってこんなにいろいろな種類があるんだ、面白い!』と思ってさらにのめり込みました」と振り返る。
今回、大島さんのビール好きを知った「Otomoni」からのオファーで、自身プロデュースのビール「SYLDRA」を発売するに至った。コンセプトは「ビールとビールの合間に飲むビール」でアルコール度数は4.5%とやや低め。ビール好きの友人と旅行に行った際、ビールに飲み疲れた経験から、「重たくなく、永遠に飲めるビールがあったらいいな」という願望を実現させた形だ。
「ごくごく水分補給するように飲みたい」というイメージで作り始めたという「SYLDRA」の出来については、「香りは爽やかで華やか、苦味が本当になく、炭酸もそこまで強くなく、飲みやすい、まさに“チェイサービール”と言えるような出来になりました」と自信をのぞかせる。
「『苦い』『重い』とかの理由でビールを敬遠しがちな初心者の方にもぜひ飲んでほしいですし、もちろん“ビール党”の方にも、普段のビールの合間に飲むとさっぱりできる“チェイサービール”になっているのでお試しいただたらうれしいです!」とアピールした。
公式YouTubeチャンネル「大島由香里に乾杯!」では、ビール好きの一面以外にも、すっぴんで飲む様子など“素”をさらけ出した内容も話題になっている。
YouTubeは「ずっとやりたいと思っていた」といい、「写真集の発売のタイミングでやりませんか?ってお声がけいただいて。いつかやりたいと思っていたので、ご縁だなって思いました。(内容は)コンスタントに配信していくには『どうすればいいだろう?』と考えた結果、『家でそのままやっていることをそのまま配信しよう!』となって今の形になりました」と語る。
YouTubeを開始して約1年、心境を聞くと「“楽になった”というのが正直なところです」という。「これまで、私には“お堅い”アナウンサーのイメージがあったと思うんです。いざフリーになって、バラエティーに出演するときも『出てくださるんですか!?』ってスタッフさんからものすごい大きな壁を感じて。そのイメージを覆すっていう意味でも、YouTubeはものすごい効果を発揮してくれたなって思っています。私自身も、“素”の自分をさらけ出すことができて楽しい。本当に始めて良かったです」とほほ笑む。
「今、幸福度めちゃくちゃ高いですよ!」と声を弾ませる大島さん。「もともとフジテレビに入社したのも、情報とバラエティー番組がやりたかったからで、今、これまでやりたかったことを全部できているなと思います」と充実感をにじませる。
仕事と子育ての両立と多忙な毎日を送るが、“息抜き”になっているのも大好きなビールを飲むとき。「平日は子供の保育園の送り迎えもあるので我慢。その分、週末は飲みますね。次の日にお仕事がない日は、一番飲むときは缶ビールを15本くらい空けたことも」と笑う。
最近では、娘も大島さんのビール好きに気付いたという。「誰が教えたわけでもないのに、夜、娘が冷蔵庫からビールを持ってきてくれて『飲んで良いよ』って言ってくれるので、『ありがとう』って(笑い)」と楽しげに話す。
「いつか一緒に飲む日が楽しみですね」と聞くと、「超~楽しみ! 本当に楽しみ!!」と顔をほころばせた。