ドラゴンボールDAIMA
第5話 パンジ
11月11日(月)放送分
テレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ(G-レコ)」の劇場版「Gのレコンギスタ」(富野由悠季総監督)の第5部「死線を越えて」のスタッフトーク付き上映会が8月25日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、音楽を担当した菅野祐悟さん、仲寿和プロデューサーが登場した。菅野さんが、第4部「激闘に叫ぶ愛」のテーマソング「カラーリング バイ G-レコ」の制作秘話を明かした。
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菅野さんは、「カラーリング バイ G-レコ」の制作の経緯を「最初は富野監督から、テレビシリーズのエンディング曲である『Gの閃光』と全く同じ歌詞でもう1曲作ってくれと言われまして。でも僕は、何とか新しい歌詞を書いていただきたくて。何度もやり取りをさせていただいて最後に監督が『そうだな。じゃあ、書くよ』と言ってもらって、出来上がったのが『カラーリング バイ G-レコ』です」と説明した。
仲プロデューサーは「僕も歌詞の話を監督に持っていって『いや、変えなくてもいけると思うんだよな』って言われた時にはどうしようかと思いましたね。なんとか、歌詞を書いてもらえるところまでいってよかったなと。さすがだなと思いました」と振り返った。
菅野さんは「『Gの閃光』をバージョンアップしてるというか、継承した音楽にしているつもりです。『G-レコ』が劇場版になってパワーアップして、メッセージ性も未来に向かうのに合わせて、新しいエネルギッシュな歌詞を監督が最終的に書いてくれたので、個人的にはいい仕事をできたなと思っています」と満足した様子。仲プロデューサーは「僕もこの曲を聴いた時には『これは勝った!』と思いましたね。この曲が最後に流れたら、ここまでついてきてくれたお客さんはみんな、おおっ!ってなってくれると思いました」とうなずいた。
菅野さんは、第3~5部で新たに制作された楽曲についても解説。スクリーンに音楽を発注する際に渡された、富野監督からの要望などをまとめたメモが映し出された。菅野さんは「富野監督と仕事をする時は、地球人と話をしている気がしないというか(笑い)。監督のメッセージから、どうやって意図をくみ取っていくのかが重要なんです。監督が言われる表面的な言葉尻みたいなことをそのままやると大変なことになってしまうので、メモは真意をくみ取るための道しるべになると思うんです」と明かした。
「苦労した曲や気に入っている曲は?」という質問には「最後に『Gの閃光』のインストバージョンが映画の中でも流れるんですよね。テレビシリーズからずっと皆さんには『Gの閃光』を聴いていただいてきたわけですが、『Gの閃光』という曲は、メロディーとか、ハセガワ君(歌手のハセガワダイスケさん)の声も含めて、僕の中でも『G-レコ』の物語の思い出が詰まっている曲で。インストゥルメンタルにアレンジしてみると、それが劇中のシーンを盛り上げるのに意外と合うということが分かったので、これはなかなかいいものができたなと思っています」と思いを語った。
「今までの『G-レコ』以外の作品だと、僕は基本的にサウンドトラックを主にやっている作曲家なので、インストゥルメンタルのメインテーマみたいなところに僕の中では一番に重きが置かれていて。そのメロディーがずっと記憶に残ってもらえるといいなと思って今までやってきたんです。それが今回、歌が入ったエンディングの曲が、『G-レコ』を象徴するようなメロディーになったというのが初めての経験だったので、こういうこともやり方としてもなかなかすてきだなと。いい勉強になりました。うれしかったですね」と話した。
楽曲を作る際に意識していることを「『G-レコ』は宇宙戦争なんですが、監督は地球の争いとか、人種や組織、宗教、肌の色や性別などの問題を宇宙に置き換えて、表現されていると思うんです。監督の中で、それぞれの登場人物には、監督が思い描く出身国などがあって、そこに合う曲をいろんなテイストでつけているという感じがあります。それは、ジャズテイストだったり、アメリカの軍隊っぽいものだったり、民族音楽っぽいものだったりするわけですが。そういう感じで登場人物のキャラクター性をよりはっきりさせるような部分を音楽で演出する。そういう感じは結構やっていますね」と説明した。
富野監督の新作が話題になると、仲プロデューサーは「まだどうなるか分からない」と前置きした形で、「多分、また新作を作られるんじゃないですかね。今も頑張ってみてもらっています。進行状況を聞いたところ『まだまだ』みたいな感じの話もしているんですが、9月末くらいには何か企画のようなものを出せたらみたいなことも言っていたので」と明かした。
「G-レコ」は、「機動戦士ガンダム」誕生35周年記念作品の一つとしてテレビアニメ版が2014年10月~2015年3月に放送。地球のエネルギー源を宇宙からもたらすキャピタル・タワーを守るキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムの冒険を描いた。劇場版は、テレビアニメ全26話に新たなカットを追加。全5部作として上映される。完結編となる第5部「死線を越えて」が8月5日に公開された。
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