今年4月、日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP!」(月~金曜午前5時50分~同8時)の8代目お天気キャスターに就任したマーシュ彩さん。番組に出演し始めてから半年が経過した。それまで5年間、同番組のお天気キャスターを務めていた貴島明日香さんの後任となったことについて、変わらず「今もプレッシャーはあります」と明かす。一方で、小学生くらいの子供たちからも「マーシュちゃん」と呼ばれるようになったと笑顔を見せるマーシュさんに話を聞いた。
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マーシュさんは、2000年9月29日生まれの22歳。アメリカ人の父と日本人の母を持ち、2015年から2021年5月まで、女性ファッション雑誌「Seventeen(セブンティーン)」(集英社、現在はティーン向けメディア)の専属モデルを約5年半務めるなど、これまで中高生女子から厚い支持を集めてきた。
4月から8代目お天気キャスターとして「ZIP!」に出演。「毎日、番組でお天気をお伝えしているので、別の現場でも『今朝、見たよ』と言っていただけるのはうれしいですし、小学生とか、小さい子供たちにも声をかけてもらうこともあって、それはすごく変わったところ。『マーシュちゃん』って呼んでくれて、親近感を持っていただけているようで、幅広い年齢の方に見ていただけているんだなって実感する瞬間です」とほほ笑む。
番組は生放送で「当たり前のことではあるのですが、毎日違うことが起こるのが、常に新鮮というか。そういう意味でもすごくやりがいを感じています」と充実感をのぞかせるマーシュさん。
それでも、「毎日がすごく楽しいのですが、放送を重ねれば重ねるほど、難しさも同時に感じるようにはなってきている」といい、「最初はとにかく必死だったのですが、少しずつ慣れてきて、いろいろなことを考えることができるようになってきた分、『今日はあそこがうまくいかなかったな』と反省することも増えて。掛け合いも得意ではないので、もっと成長できたら、と日々感じています」と語る。
また、マーシュさんは、お天気キャスターとなってから「季節」というものがより身近なものに。「毎日、同じ時間に立つことによって、虫の声や植物、周りの人の服装、行事には敏感にはなりました」と明かすと、「外に出たら空を見上げてみたり、『この天気、自分だったらどういった言葉で伝えようとするか』なども、常日ごろから考えるようにもなりました」と使命感をのぞかせた。
自身について「もともと落ち着いて見られがち」と語るマーシュさん。「番組を重ねることによって、もっと落ち着いているように見られる気がしたので、定期的に一番最初に番組に出たときの映像を見て、初心を忘れないように心がけています。フレッシュさや、余計なことを考えずに思いっきりぶつかっていく感じとか、それをそのまままねするわけではないのですが、それでも『晴れている日はこれくらいのテンションで行こう』となるので、定期的に自分を振り返るってことも大事なんだなって」と話してみせた。
そんなマーシュさんに改めて、貴島さんの後任として、番組に出続けることへの心境を聞くと、「プレッシャーはかなりあります、今も。あまりにも壁が大きすぎて、早く追いつきたいという気持ちが自分の中にあるから、それがプレッシャーにもなっているというか」と率直な思いを吐露。
「この間も(貴島さんと)会って、少し話をすることができたのですが、本当に優しくて、いろいろ褒めてくれたり、アドバイスをしてくれたり、経験を通して伝えてくださるので、すごく勇気をもらっていますし、安心します」としながらも、「ただ、自分の中では、周りがどんなに褒めてくれたとしても、視聴者に対して、本当のところはどうなのかっていうのは気になりますし、掛け合いも決してうまくはないので、もっと上手に伝えられるようになりたいです」とさらなる成長を誓った。