JR東日本クロスステーションが運営する“エキナカコンビニ”「NewDays」の新イメージキャラクターに抜てきされ、8月からCMに出演している原愛音さん。社会人1年目という設定の主人公の朝・昼・夜の姿を、今年春に上京し、人生の新たな一歩を踏み出した原さんが、等身大の演技で表現している。女優としては「原愛音という一個人というよりも、役を通して、私という存在を知ってもらえるようになりたい」とも語る原さんの、素顔に迫ってみた。
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原さんは2003年8月8日生まれ、福岡県出身の19歳。2016年、モデルとして芸能活動をスタート。2018年、映画「デットバケーション」で初主演を務め、音楽と映画の祭典「MOOSIC LAB(ムージックラボ) 2018」の短編部門にて女優賞を受賞し、本格的に女優として活動を開始。2020年は、福岡放送開局50周年ドラマ「天国からのラブソング」で主人公の高校のクラスのマドンナ役を務め、連続ドラマ「メンズ校」(テレビ東京)第7話にゲスト出演した。
2021年には、主演を務めた作品「みなに幸あれ」が「日本ホラー映画大賞」の大賞を受賞。現在、Amazon Prime Videoで配信されているオリジナルドラマ「モアザンワーズ/More Than Words」第1話に出演。2023年春公開の映画「僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味(うま)い。」への出演も決まっている。
芸能界入りのきっかけとなった作品は、広瀬すずさん主演の映画「ちはやふる」。2016年3月公開のシリーズ第1作を映画館で鑑賞し、「衝撃を受けました」と振り返る。
「それまで新体操をやっていたのですが、ちょうど続けるかどうか悩んでいた時期で。(映画を見て)ぐわーっと心が躍るような感覚になって、あのキラキラした世界に自分も飛び込んでみたいと思ったので、新体操はきっぱりやめて、いまの事務所に履歴書を送ったんです」
広瀬さん同様、最初はモデルからスタートし、徐々に女優へとシフトしていったという原さん。きっかけをもらった広瀬さんとは「いつかは共演できたらなっていうのはずっとあります」とほほ笑むが、もう一人、憧れの存在として挙げるのが、萩原みのりさんだ。
俳優としてNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」などにも出演する二ノ宮隆太郎監督作品のオーディションを受ける際、予習として巡り合ったのが、二ノ宮監督が萩原さん主演で撮った2019年の映画「お嬢ちゃん」だった。
「予告だけでも“何、この人”ってなるくらい引き込まれて、一瞬にして心を奪われました。物語自体とてもリアリティーがあって、そこに役としている萩原さんはすごい方だなって」
広瀬さんとの共演を夢見、萩原さんに憧れる原さんだが、女優としてチャレンジしてみたいジャンルは「アクション」だとか。
「女の子って『か弱い』『守られる』というイメージがあると思うのですが、そうではなくて前に立って戦うかっこいい女性を、そういった役をやることができたら絶対に楽しいだろうなって思っています。アクションスクールを体験したときに先生からも筋の良さをほめてもらって、新体操の経験をうまくつなげることができたら」
そんな原さんは、普段はどんな19歳なのだろうか。
「割と初対面の人でも打ち解けて、すぐに誰とでも話せるなっていうのはあって。初めての場所でも臆せずにいられるっていうのも長所の一つだと感じています」
3人きょうだいの長女(下に弟と妹がいる)で、小学生のころから「リーダーシップはあるね」とも言われてきた。
「学級委員をやったり、中学では生徒会にも入っていたので、同級生から頼りがいはある、と見られていたと思います」
「NewDays」CMでは食べる演技を披露しているが、普段から食べることが好きで、中でも「和食好き」だとか。
「正月におばあちゃんの家に行くのですが、お雑煮に入っている、めちゃくちゃだしがしみたシイタケが大好きで、味覚は『少し年がいっている』とか言われたりします」
今年春に福岡から上京。東京の人の多さに多少戸惑いはありつつも、新生活を楽しんでいるという。
「浅草にずっと憧れがあって、和の雰囲気がある街並みが好き。『浅草で着物を着る』という夢はまだかなっていないのですが、散策、食べ歩きできたのはうれしかったです。あとは銀座や表参道で、満足するまで買い物をしてみたいですね、1回は。ハイブランドの店を、ここもここもって感じで転々として、ブランドのショッピングバッグを持って、街を歩いてみたいです」
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