小宮山莉渚:清原果耶に憧れる16歳・現役JK女優 「少女果実」「ヤクザと家族」「MISS MERCY」

女優で、「MISS MERCY」メンバーの小宮山莉渚さん
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女優で、「MISS MERCY」メンバーの小宮山莉渚さん

 女優で、女性9人組ダンス・ボーカルグループ「MISS MERCY」のメンバーとして活動する小宮山莉渚(こみやま・りな)さん。3月末に発売したファースト写真集「少女果実」(東京ニュース通信社)では、16歳の現役女子高生である小宮山さんを、昨年7月に三宅島で撮影し、思春期ならではの、荒削りで飾らないピュアな姿と表情を収めた。また昨年、綾野剛さん主演の映画「ヤクザと家族 The Family」でスクリーンデビューを飾り、主人公(綾野さん)の恋人・由香(尾野真千子さん)の娘を演じて話題となった小宮山さんに話を聞いた。

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 ◇1st写真集「少女果実」で“ありのままの姿”を見てほしい

 小宮山さんは2005年7月14日生まれ、宮城県出身。2018年から芸能活動をスタートさせた。現在は女優業と「MISS MERCY」との活動を並行させ、充実の日々を送っている。

 「いろいろと経験できて、頭の中に(経験したことが)ギュッギュッと詰まっていく感じが、たまらなく好きで。これからも映画やドラマに出て、『MISS MERCY』としてもたくさんの人に見ていただいて。それぞれで吸収して、学んだことを、それぞれで生かしていきたいなって」

 写真集「少女果実」では、自然豊かで空と海がきれいな小さな島を舞台に、“少女の夏の大冒険”のような旅の一部始終を収録。絶景の夕日、シュノーケリング、夜の花火といったシーンなど、等身大の少女のひと夏の思い出をすべて詰め込んだような一冊に仕上がっている。

 「果物っておいしい、旬の時期があるじゃないですか。タイトルにはそういった意味も含まれていて、16歳の少女である今だけの私の、“ありのままの姿”を見てほしいなって」

 ◇自分と向き合い、自分を知ることができた「ヤクザと家族」

 写真集の撮影から、さらにさかのぼること2年。2019年の春ごろ、小宮山さんは、それまで長かった髪をバッサリと切った。

 「今までしたことがなかったので『似合うのかな?』と不安もあったのですが、決断して切ったら、『ヤクザと家族 The Family』の藤井道人監督からオーディションのご連絡をいただいて。それまでは自分の見た目や気持ちに自信がなくて、だからこそ髪を切るのもためらっていたのですが、髪を切って、藤井監督と出会って、映画に関わらせてもらって、この姿が自分にはぴったりだったんだなって、自信にもつながりました」

 「ヤクザと家族 The Family」を、「私にとってスタート地点に近いもの」と位置づける小宮山さん。映画の撮影では、役作りを通じて、自分と向き合い、自分を知ることができたという。

 「自分の弱さを感じて、弱い自分とも向き合って、これからどうしていったらいいのか、考えるきっかけにもなりました。じゃあ『自分の強みは何だろう?』となったときに、明るくいることだと思えて、自分にとってプラスになることを考えるようにもなって。それこそ髪の毛を切るときも『似合わなかったらどうしよう』とマイナスの面ばかりを見ていた私が、『新しい道が開けるんじゃないか』とプラスに切り替えができるようになりました」

 ◇「MISS MERCY」でいつか宇宙に?

 憧れの女優には「清原果耶さん」の名前を挙げる。

 「Seventeenモデルを以前、やっていて。歌も歌えれば、ダンスもできる。もちろん、女優さんとしても素晴らしくて。私が目指しているものに近いなって思っていて。清原さんが出演していた映画『ちはやふる』が好きで、真っすぐな演技がすごく魅力的。自分もそういうふうに演じることができたら」

 最後に、小宮山さんが「RINA」として参加している「MISS MERCY」の活動についても話を聞いた。「GIRLS NEW ERA」(新時代の女の子たち)をコンセプトに、2018年から始動。そのほかのメンバーは、MOMOKAさん、IONさん、SHUKAさん、SARAさん、MIYUさん、ERIKAさん、COCONAさん、YUKIさんで、デビューシングル「Cinderella」は、「Da-iCE」の工藤大輝さんが手掛けた。

 「私は最初、踊ることも歌うこともできなくて。ゼロからのスタートで本当に大変でした。でも、他のメンバーに支えられて、後輩もできて、レッスンで絆が強まっていった感じで、メンバーそれぞれ個性があって、それぞれ違う可愛さと面白さがあるのが魅力です。目標を聞かれると、MIYUがいつも『宇宙に行きたい』と言うのが私は好きで。東京ドームとか、大きな場所でライブをしたいっていうのはもちろんありつつ、夢に制限はないので、可能性があるのかないのか、今の私たちには分からないからこそ、『宇宙』って何かぴったりだなって感じています」と目を輝かせていた。

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