俳優の吉沢亮さんが11月1日、東京都内で行われた主演映画「ブラックナイトパレード」(福田雄一監督、12月23日公開)の製作報告会に登場した。吉沢さんは今作が、2021年に放送されたNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」で主演を務めて以来初の主演映画で、福田監督作品で主演を務めるのも初めて。劇中で受験失敗、就活失敗、彼女なしのさえないダメ男・三春を演じる吉沢さんは、MCから大河ドラマの次の主演作がコメディーの今作であることに触れられると「ギャップしかないですね。なんか間違えちゃったかもしれないですね」と冗談めかしてコメントし、登壇者を笑わせた。
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また、吉沢さんは「これまでギラギラした役が続いていたので、こういう暗いというか、どうしようもない感じ(の役)が、楽しくてしょうがなくて」と撮影中の心境を吐露。さらに「基本的にツッコミの役なんで、周りがふざけているのに合わせなきゃと思うんですけど、自分も楽しくなって、ふざけちゃいますよね。ふざけまくっていました」と笑いながら明かしていた。
吉沢さんは、今作はこれまでの福田組の撮影とは違う難しさがあったといい、「福田組に参加する時って、今までは『かまさなきゃ!』という意識があって、事前に『このせりふはこうやったら面白いかな』とか考えながらやっていたんですけど、今回は突っ込むことが多かったので、そういうことが一切なく。とにかく現場で役者さんの動きを見る、ただただ瞬発的に反応していく、みたいな……今までとは違うつらさがありましたね」と告白。ただ、すかさず福田監督から「亮君は亮君で、突っ込みはやっているけど、隙あらばボケていた」と暴露されると、「(中川大志さん演じる)かいざーとか見ていると、うずうずしてくるんですよ。『俺にもやらせてくれよ!』って」と振り返り、一同を笑わせた。
映画は、中村光さんの同名マンガ(集英社)を実写化。「悪い子にはほしくもないプレゼントを持った黒いサンタがやってくる」という言い伝えをもとにしたコメディーだ。何をやってもダメでさえない主人公・三春が超激務の「ブラックサンタ」にスカウトされ、個性的な仲間たちと働き始める……というストーリー。
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