アイドルグループ「日向坂46」が12月18日、恒例のクリスマスライブ「ひなくり2022」を有明アリーナ(東京都江東区)で開催した。MCで、体調の問題で医師のアドバイスを受けて欠席した影山優佳さんが、開演前の楽屋に激励に訪れていたことも明かされた。キャプテンの佐々木久美さんは、「こんなにたくさんの“おひさま”(ファンの愛称)とクリスマスを過ごせるのはうれしいです。影山が休みなんですけど33人分の気持ちで頑張ってまいります!」と語った。
「ひなくり2022」は前身グループの「けやき坂46」時代から毎年クリスマスシーズンに開催しているライブ。今年は通算5度目で17、18日の2日にわたって開催。18日は有料配信も実施した。ライブでは、メンバーがサンタ衣装などでパフォーマンス。最新シングルの「月と星が踊るMidnight」から、「青春の馬」「アディショナルタイム」「ドレミソラシド」など人気曲を次々に披露した。9月に加入した新メンバーの4期生も「ブルーベリー&ラズベリー」で盛り上げた。
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MCでは高橋未来虹(たかはし・みくに)さんが、欠席した影山さんが楽屋を訪れていたことを明かし、「ぎゅーってしたり、写真を撮ったり、一緒にご飯食べたり、いっぱいパワーをいただいたので、今日は影さんのパワーを背負って頑張りたいです」とコメント。客席からは影山さんの“ペンライトカラー”であるレッドのペンライトが次々と振られた。
終盤には、9月に卒業を発表した宮田愛萌(みやた・まなも)さんがあいさつ。宮田さんはこの日のために用意された黒のドレス姿で登場すると「卒業発表をさせていただいてから、体調の都合でライブは出られないことが多くて、こういう場は久しぶりです。応援してくださってきた皆さんにいっぱいの感謝を伝えたいと思い、この場をいただきました」と語った。
続けて「加入して、いっぱいつらいことがありました。大学との両立とかすごくしんどくて……。正直、もっと早くに卒業しちゃえばよかったのかなと思ったことが何回もありました。でも『絶対負けない』という思いで続けてきたからこそ、出会えた人たちがたくさんいて。大好きなファンの皆さんや、メンバーと出会えて、頑張ってきてよかったなと思います」と涙をこらえながら語り、最後は「日向坂46に入ってよかった」と満面の笑顔を見せた。
キャプテンの佐々木さんも涙ながらに「こうやって最後にキレイなドレス姿を見られて、送り出すことができてよかったなと思いました。愛萌が日向坂にくれたものは本当に大きくて。“ぶりっこキャラ”とかも(卒業した柿崎)芽実と愛萌がいてくれたから今でも(冠番組で)『ぶりっこ選手拳』とか続いているし、愛萌がいたからこそ日向坂46に“色”がついた。たくさん感謝している。(卒業後は)たくさんやりたいことをやって、幸せな人生を歩んでほしい。5年間ありがとう、卒業おめでとう」と語りかけた。
ラストに、佐々木さんはファンに向けて「愛萌が日向坂46にくれたものをこれからも大切に、メンバー一同これからも頑張って参ります。来年も再来年も、皆さんとクリスマスを一緒に過ごせることをお祈りしています」と観客に向けてメッセージを送った。