マンガ大賞2023:「さよなら絵梨」「タコピーの原罪」「天幕のジャードゥーガル」「あかね噺」 11作品ノミネート

「マンガ大賞2023」にノミネートされた「さよなら絵梨」(画像はコミックス)
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「マンガ大賞2023」にノミネートされた「さよなら絵梨」(画像はコミックス)

 マンガに精通する書店員らが「その年一番面白いと思ったマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2023」(実行委員会主催)のノミネート作品が1月24日、発表された。藤本タツキさんの「さよなら絵梨」、タイザン5(ファイブ)さんの「タコピーの原罪」、トマトスープさんの「天幕のジャードゥーガル」、末永裕樹さん原作、馬上鷹将さん作画の「あかね噺」など11作品が選ばれた。

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 「さよなら絵梨」は「チェンソーマン」などでも知られる藤本さんが発表した長編読み切り。「タコピーの原罪」は、マンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」(集英社)で連載され、SNSを中心に話題になった。「あかね噺」は「週刊少年ジャンプ」(同)で連載中の落語マンガ。「天幕のジャードゥーガル」は、「このマンガがすごい!2023」(宝島社)のオンナ編で1位に選ばれた話題作。

 「マンガ大賞」は2008年に創設されたマンガ賞で、審査にマンガを売る出版関係者が関与しないのが特徴。大賞に選ばれた作品は注目を集めて売り上げが一気に伸び、アニメ化や映画化などのメディア展開につながることもある。

 今回は2022年1月1日~12月31日にコミックスが出版され、通巻8巻以内のマンガ(過去の大賞は除く)が対象。

 過去の大賞は、末次由紀さんの「ちはやふる」や、羽海野チカさんの「3月のライオン」、柳本光晴さんの「響~小説家になる方法~」、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の「葬送のフリーレン」などで、2022年はうめざわしゅんさんの「ダーウィン事変」が受賞した。

 ◇「マンガ大賞2023」ノミネート作品(敬称略)

 「あかね噺」馬上鷹将、末永裕樹▽「女の園の星」和山やま▽「劇光仮面」山口貴由▽「これ描いて死ね」とよ田みのる▽「さよなら絵梨」藤本タツキ▽「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」地主▽「正反対な君と僕」阿賀沢紅茶▽「タコピーの原罪」タイザン5▽「天幕のジャードゥーガル」トマトスープ▽「日本三國」松木いっか▽「光が死んだ夏」モクモクれん

 ◇過去の大賞受賞作品(敬称略)

 「岳」石塚真一▽「ちはやふる」末次由紀▽「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ▽「3月のライオン」羽海野チカ▽「銀の匙 Silver Spoon」荒川弘▽「海街diary」吉田秋生▽「乙嫁語り」森薫▽「かくかくしかじか」東村アキコ▽「ゴールデンカムイ」野田サトル▽「響~小説家になる方法~」柳本光晴▽「BEASTARS」板垣巴留▽「彼方のアストラ」篠原健太▽「ブルーピリオド」山口つばさ▽「葬送のフリーレン」山田鐘人、アベツカサ▽「ダーウィン事変」うめざわしゅん

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