芦田愛菜:エランドール賞・新人賞に「Motherのおかげ」 「ベテランの域」の質問には「まだまだ」

「2023年 エランドール賞」の「新人賞」を受賞した芦田愛菜さん
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「2023年 エランドール賞」の「新人賞」を受賞した芦田愛菜さん

 女優の芦田愛菜さんが、映画・テレビドラマで活躍した俳優やプロデューサーを表彰する「2023年 エランドール賞」の「新人賞」に選出され、2月2日に東京都内で行われた授賞式に出席した。芦田さんは「(13年前の連続ドラマ)『Mother』に出演させていただいたときは監督や助監督さんに叱られてばかりの毎日だったのですが、でもその『Mother』のおかげで今日まで(女優業を)続けてこられた気がします。これからもお芝居が好きだという気持ちを忘れず、役に真摯(しんし)に向き合って、まい進していきたいです」と感慨深げに語った。

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 エランドール賞の新人賞は「出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を示した者」「俳優として優れた素質と魅力の持ち主で将来性が大いに期待される者」といった選考基準で選出される。芦田さんは昨年、映画「メタモルフォーゼの縁側」で主演し、劇場版アニメ「かがみの孤城」では物語のキーパーソンを演じた。また大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」では審査員を務めるなど、マルチに活躍している。

 この日は、芦田さんの祝福のため、「メタモルフォーゼの縁側」で約10年ぶりに共演した宮本信子さんが駆けつけた。宮本さんから「これからもいろいろな仕事をいっぱいなさって、いろいろな役を演じられると思いますが、どうか頑張ってください。応援してます」とエールを送られると、「ありがとうございます!」と声を弾ませ喜んだ。

 芸歴が長く、これまでさまざまな賞を受賞している芦田さん。記者から「新人賞ですけど、ベテランの域ですね」と声を掛けられると、「いやいや、まだまだそんなことないです。たしかに(芸歴は)長いですが、(当時は)まだすごい幼かったですし、これからもたくさん積み重ねていきたいと思います」と力強く答えていた。

 エランドール賞は1956年に始まった顕彰制度。今年の新人賞には芦田さん、中川大志さん、松下洸平さん、岸井ゆきのさん、間宮祥太朗さん、奈緒さんが選出された。「プロデューサー賞」を映画「ある男」の田渕みのりさんと秋田周平さん、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」の堀之内礼二郎さん、「プロデューサー奨励賞」を連続ドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」(フジテレビ系)の草ヶ谷大輔さん、「特別賞」を劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」の製作委員会、「鎌倉殿の13人」の制作チーム、連続ドラマ「silent」(フジテレビ系)の制作チームが受賞した。

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