解説:「機動戦士ガンダム 水星の魔女」Season2 謎のMS続々 やられ役? 瞬殺された5機

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のガンダム・エアリアル(改修型)の立像
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「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のガンダム・エアリアル(改修型)の立像

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの新作テレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のSeason(シーズン)2が4月9日、MBS・TBS系の日曜午後5時のアニメ枠“日5”でスタートした。放送を前に公開された予告PVでは、複数の謎のモビルスーツ(MS)が登場したことも話題になったが、Season2の第1話にあたる第13話「大地からの使者」で、謎のMSの正体が明らかになった。第13話に登場した5機の謎のMSを解説する。

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 ◇エアリアル(改修型)に瞬殺

 5機のMSは、主人公スレッタ・マーキュリーが乗るガンダム・エアリアル(改修型)との連戦方式の決闘に登場した。連戦は5戦で、いずれも瞬殺された。「改修されたエアリアルに勝る機体は、今のベネリットグループにはありません」というせりふの通り、エアリアル(改修型)の強さを印象づけた。

 第1戦に登場したアズラワンは、ファリサ・ロボティクス製のMS。頭部などをシールドで覆う姿が印象的で、防御力が高そうではあるが、瞬殺された。デザインを担当したのは海老川兼武さん。

 第2戦に登場したのは、フォブラー・モーティブ製のホズラーII。両腕のビーム兵器を回転させる戦闘スタイルが格好いい。回転させる武器は「機動戦士Vガンダム」の飛行システム・ビームローターを思い出すが、この武器で飛べるわけではないようだ。形部一平さんがデザインした。

 第3戦に登場したバイホー・テクニカルラボ製のハイペリスは、SNSでも人気が高かった機体。サブアームを搭載しているようで、4本のビームサーベルで戦う。4刀流ということもあり、攻撃力が高そうだ。

 ヴィーラン・システム製のズヴァルヴィは、第4戦に登場。高い飛行能力が特徴のようで、柳瀬敬之さんがデザインした。

 最後の第5戦に登場したのは、ハンマー・フィールド社製のカペル・ジオで、両腕の武器で攻撃していた。第1話でグエルに負けた同じくハンマー・フィールド社のカペル・クゥとの関係も気になるところだ。ちなみに型式番号は、カペル・クゥが「TKG-328」で、カペル・ジオは「TKG-333」。

 ◇ガンプラ化は? 未登場のMSも

 5機は“やられ役”ではあるが、どの機体も個性的だ。SNSでは、ガンプラ(プラモデル)化を望む投稿も散見されたが、ガンプラ化は発表されていない。

 ちなみに、ガンプラの発売が発表されているガンダム・シュバルゼッテ、“新商品(仮)”は第13話に登場しなかった。ガンダムと思われる2機の正体も気になるところだ。

 「水星の魔女」のキャッチコピーは「その魔女は、ガンダムを駆る。」で、多くの企業が宇宙に進出し、巨大な経済圏を構築した時代のA.S.(アド・ステラ)122が舞台となる。モビルスーツ産業最大手・ベネリットグループが運営するアスティカシア高等専門学園に、辺境の地・水星から主人公の少女スレッタ・マーキュリーが編入してくる。Season1がMBS・TBS系の日曜午後5時のアニメ枠“日5”で2022年10月~2023年1月に放送された。

 Season2では、スレッタ、ミオリネ・レンブランがそれぞれの思いを胸に、ガンダムがもたらす強大な呪いに立ち向かうことになる。プラント・クエタでの事件から2週間たち、スレッタは学園でミオリネとの再会を心待ちに日々を過ごす。一方、ミオリネはベネリットグループ本社に身を置き、父の容態を見守る。

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