井上雄彦さんの名作バスケットボールマンガ「SLAM DUNK(スラムダンク)」の新作劇場版アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」のイベント「COURT SIDE in THEATER」が5月7日、ユナイテッドシネマ豊洲(東京都江東区)で開催され、湘北高校バスケットボール部の桜木花道役の木村昴さんら声優陣が登場し、収録秘話を明かした。
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木村さんは、同作の収録を振り返り、「これまでの声優人生で培ってきたものとは何もかもが違ったんです。最初の頃はそれとの戦いでした」と語った。「僕が、アニメーションの声優として勉強、練習してきたものは、分かりやすく、派手で、スクリーンから飛び出してくるような迫力のあるお芝居ができるか」と説明した上で、同作では井上監督のもと、「リアリティーを追求した」という。「僕が培ってきたものをどれだけ抑えられるか。それを頑張りました。だからこそ花道の『返せ』という一言が印象的で、この3文字に(収録を)3時間かけました」と明かした。
「スラムダンク」は、1993~96年にテレビアニメが放送されており、新作アニメでは湘北5人のキャストが一新されたことも話題になった。木村さんが桜木花道を演じ、仲村宗悟さんが宮城リョータ役、笠間淳さんが三井寿役、神尾晋一郎さんが流川楓役、三宅健太さんが赤木剛憲役として出演した。イベントには、木村さんら湘北5人のキャストが集結した。
「スラムダンク」は、1990~96年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたバスケットボールマンガ。赤い髪の不良少年・桜木花道がひょんなことから湘北高校バスケットボール部に入部。安西先生の下、主将の赤木剛憲や流川楓、宮城リョータ、三井寿、木暮公延らとともに全国制覇を目指す……というストーリー。コミックスのシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上。テレビアニメが1993~96年に放送され、バスケットボールブームをけん引し、世界中で人気を集めている。
新作劇場版アニメは、原作者の井上さん自身が監督を務め、脚本を手がけた。2022年12月3日に公開され、公開から2日間で興行収入が約12億9000万円、観客動員数が約84万7000人を記録するなど好スタートを切り、公開67日で興行収入100億円の大台を突破した。
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