鬼滅の刃 刀鍛冶の里編:“思いをつなぐ”炭治郎のヒノカミ神楽 圧巻の映像美 ufotableの極上の“神作画”

「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第5話「赫刀」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第5話「赫刀」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第5話「赫刀(かくとう)」が、フジテレビ系で5月7日に放送された。第5話では、主人公の竈門炭治郎らが半天狗(はんてんぐ)の分裂体と戦いを繰り広げた。戦いの中、炭治郎が剣技、ヒノカミ神楽 日暈(にちうん)の龍 頭舞い(かぶりまい)を放ち、圧倒的な映像美が話題になった。

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 第5話では、炭治郎と妹の禰豆子が、半天狗の分裂体である積怒(せきど)、可楽(からく)、空喜(うろぎ)の猛攻撃を受けた。がれきの下敷きになった禰豆子は炭治郎の刀を握りしめ、流れる血によって燃えた刀が赤くなり、爆血刀(ばっけつとう)に変化した。そこで炭治郎は、“遺伝した記憶”の中に女性の姿を見る。女性は「お侍様の刀、戦う時だけ赤くなるのね」「普段は黒曜石のような漆黒なのね」と話し、炭治郎は「誰なんだ?」と戸惑いながらも「お侍様というのはあの耳飾りの剣士のことだろうか」と考える。炭治郎の持つ刀も黒刀であり、禰豆子の血によって赤く変色した刀を前にして「今、刀は同じようになっている」と耳飾りの剣士との共通点に気付く。

 炭治郎は、鬼と戦い、体がボロボロになっても「その度に誰かが助けてくれる。命をつないでくれる。俺は応えなければ。俺に力を貸してくれるみんなの願いは、思いは一つだけだ。鬼を倒すこと、人の命を守ること」と思いを込める。炭治郎が語るシーンでは、師である鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)、水柱の冨岡義勇、音柱の宇髄天元(うずい・てんげん)、同期の我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)、そして炎柱の煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)のものと思われる羽織が映し出され、炭治郎の背中を押すシーンが描かれた。炭治郎を助け、共に戦ってきた仲間が登場する演出に心を揺さぶられるファンも多かったようだ。

 「俺はそれに応えなければ!!」と刀を構えた炭治郎は、額の傷が炎のような模様に変わり、ヒノカミ神楽 日暈の龍 頭舞いを放った。技が放たれる瞬間、積怒は炭治郎の背後に耳飾りの剣士の姿を見る。それは、鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)の記憶の中にある剣士の姿だった。炭治郎と剣士の姿が重なり、炎をまとった刀で次々と鬼の首を斬るシーンは圧巻の迫力。「日暈の龍 頭舞い」という名前の通り、龍が鬼に襲いかかるような破壊力が表現され、「荒々しくも美しい」「作画がすごすぎる」「ufotableの極上の神作画」とアニメを制作するufotableを絶賛する声が多く上がった。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月に放送された。

 「刀鍛冶の里編」は、前作「遊郭編」から続くストーリーで、刀鍛冶が集まる刀鍛冶の里での物語が描かれる。第6話「柱になるんじゃないのか!」がフジテレビ系で5月14日午後11時15分に放送される。

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