ドンブラザーズVSゼンカイジャー:“はるか”志田こはく&“フリント”森日菜美、戦隊ヒロインは「唯一無二の輝き」

「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」に出演する志田こはくさん(左)と森日菜美さん
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「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」に出演する志田こはくさん(左)と森日菜美さん

 新旧スーパー戦隊が競演する「VSシリーズ」の新作「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」が期間限定で上映中だ。「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(2022~23年)でオニシスター/鬼頭はるか役を演じた志田こはくさん、「機界戦隊ゼンカイジャー」(2021~22年)でフリント・ゴールドツイカー役を演じた森日菜美さんの戦隊ヒロイン2人に、ヒロインを演じての変化や得たもの、演じたからこそ感じた魅力、今後の目標を聞いた。

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 --戦隊ヒロインを演じて変わったことはありますか。

 志田さん はるかは明るく元気でヒロイン感があまりない子なので、ヒロインとはあまり意識せずに演じて、顔芸のようなものもやってきました。最初はあまり崩していなくて抑えていたのですが、回を重ねるごとに吹っ切れて。表情が変わりました(笑い)。

 森さん ゼンカイメンバーには、大人な顔つきになったと言われました。本編の撮影中は10代であどけなさがあったのかなと自分でも思うし、22歳になった今、たしかにちょっと落ち着いたかな。成長したのかも(笑い)。

 --初対面から現在、お互いの印象や雰囲気に変化は?

 森さん 初めて会ったとき結構ガチガチに緊張されていたのが、今は明るくハキハキと話していて成長を感じます。可愛らしいし、お姉ちゃんのような気分になっちゃいます。

 志田さん 今作の撮影現場でスタッフさんが、森さんがいるだけで場が和むようなことを話されていて、皆さんに愛されている方がそう言っていってくださるのはうれしいです。

 ◇当事者だからこそ感じる魅力

 --戦隊ヒロインを演じて得たものは何でしょうか。

 森さん 「日菜美ちゃんの笑顔に元気をもらった」「明日も頑張ろうと思える」といったメッセージ一つ一つが糧になります。ありがたいお言葉をいただき、逆に勇気をもらえました。

 志田さん 今まで気づけなかった当たり前の優しさを「ドンブラザーズ」のストーリーでいろいろ学ばせていただきました。優しさや元気をこれからも皆さんに届けられたと思います。

 --演じたお二人が感じる戦隊ヒロインの魅力を教えてください。

 森さん 唯一無二だなと思います。ヒロインがいるだけで明るくなると言ってもらえたり、ヒロインが輝いている姿を見てヒロインみたいになりたいと思ってくれる子供がいたりする。ヒロインはこれからも唯一無二で輝いている存在でいてほしいです。

 志田さん ドンブラのメンバーも言ってくれましたが、ヒロインは存在が大きい。歴史を重ねていく中でも重要な人物なので、今後も輝き続けてほしいなと思います。

 ◇戦隊ヒロインと呼ばれて

 --多くの戦隊ヒロイン出身の方が活躍されていますが、お二人の今後の目標は?

 森さん 戦隊ヒロイン出身と呼んでいただけるのはとってもうれしいですし、すてきな経験をさせていただきました。これからもその名に恥じぬよう、たくさんいろいろな吸収をしてヒロインを演じられるように頑張りたいです。皆様にとって身近で親近感を感じられるような、どこか心を動かされるヒロインになれるよう頑張っていきます。

 志田さん 映像作品はスーパー戦隊が初めてで、そう言ってもらえるとうれしいですし、今後もスーパー戦隊の歴史に恥じぬよう全力で頑張っていきたいです。作品や役を通して皆さまの心に残るものがあればうれしいなと思っているので、一歩ずつ頑張りたいです。

 --最後に、今作の見どころを教えてください。

 森さん ちょっと色が違う「ドンブラザーズ」と「ゼンカイジャー」を楽しんでもらいつつ、一緒に出る共通パートで最後にどうなるかも楽しんでいただければ。フリントとしては、「ゼンカイジャー」登場回もかしわ餅でしたが、今回もかしわ餅をきれいに見せるシーンがあり、比較してもらうと成長を感じてもらえると思うので注目してほしいです。

 志田さん ゼンカイジャーとドンブラザーズで同時変身するのはカッコいいですし見どころ。ドンブラザーズ本編の1年後が描かれているので、今回は落ち着いた余裕のある女性を意識して演じました。成長の一つとして見ていただけたらと思います。

 「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」は、「ゼンカイジャー編」「ドンブラザーズ編」「VS編」の三部構成で、テレビシリーズのその後を描く。5月3日から期間限定上映され、9月27日にブルーレイディスク(BD)とDVDが発売される。(取材・文・撮影:遠藤政樹)

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