人気グループ「King & Prince」の岸優太さん、平野紫耀さん、神宮寺勇太さんの3人が5月22日、グループから脱退。永瀬廉さん、高橋海人さん、岩橋玄樹さんとの6人で2018年5月23日にデビューしたグループの歴史をたどる。
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2015年6月、平野さん、永瀬さん、高橋さんからなる「Mr.King」と、岩橋さん、神宮寺さん、岸さんからなる「Mr.Prince」の二つからなる新ユニット「Mr.King VS Mr.Prince(ミスターキング ブイエス ミスタープリンス)」を結成。2018年、グループ名を「King & Prince」に改め、「シンデレラガール」でデビューを果たした。
しかし、岩橋さんが体調不良のため2021年3月31日にグループを脱退、ジャニーズ事務所も退所した。それでも5人は精力的に活動を行い、デビューした18年にNHKの紅白歌合戦に初出場。以後、2022年まで5年連続で出場を果たした。
2021年に放送された日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ44」ではメインパーソナリティーを務め、翌年には、初の冠番組「King & Princeる。(きんぷる)」(日本テレビ・関東ローカル)がレギュラー番組としてスタート。時には体を張った無茶振りで、お茶の間を沸かせた。
ライブ活動も積極的に行い、デビューからの夢と語っていた東京ドーム公演を2022年に開催。その後も全国アリーナツアーを実施するなど、ファンに笑顔を届け続けた。
2018年に行われたデビューイベントでは、リーダーの岸さんが「一つはミリオンヒット。もう一つは、東京ドーム。この二つは夢です!」と力強く宣言していた。デビューシングル「シンデレラガール」は、発売から約5年のときを経て、ミリオンセールスを達成。シングル「ツキヨミ/彩り」、「Life goes on/We are young」、ベストアルバム「Mr.5」もミリオンを記録した。
平野さんは、映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」シリーズでの主演のほか、連続ドラマ「クロサギ」(TBS系)など多くの作品に出演。ラブコメからクールな役まで幅広くこなした。一方で、天然でチャーミングな発言も多く、癒やしのような存在でもあった。
永瀬さんは、映画「弱虫ペダル」(2020年)で主演を務め、「第44回日本アカデミー賞」の新人俳優賞を受賞。2021年上半期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」では、繊細な演技が話題を集めた。日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(TBS系)でもメインキャラクターを務めるなど、俳優としてさらに飛躍していくだろう。
高橋さんは、連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)で東京大を目指す生徒役、ドラマ「だが、情熱はある」では若林正恭役を好演。映画「Dr.コトー診療所」(2022年)にも出演するなど、役者としても着実にステップアップを果たしている。
神宮寺さんは、主演を務めた連続ドラマ「受付のジョー」(日本テレビ系)で、主人公の“ジョー”こと城拓海を愛らしく演じた。ファンの間では「国民的彼氏」として親しまれ、メンタルもパフォーマンスも常に安定していると、メンバーからも信頼される頼りになるしっかり者だ。
岸さんは、連続ドラマ「すきすきワンワン!」(日本テレビ系)や映画「Gメン」(8月25日公開)で主演を務めるなど演技の場でも活躍。「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)、「VS魂 グラデーション」(フジテレビ系)などバラエティー番組でも、多彩な顔を見せている。
岩橋さんはグループを脱退後、ソロアーティストとして活動を再開。2023年3月、米国の事務所「Three Six Zero」とエージェント契約を締結し、国内外での活躍に期待がかかる。
夢を実現し、ソロでの活躍も光るメンバーがそろった最強のグループ「King & Prince」。今後は別々の道を歩むことになるが、新しい場所で各々の夢を再びかなえてくれるだろう。彼らが作ってきた偉大な歴史は決して消えることなくファンの中で輝き続ける。