原泰久さんの人気歴史マンガが原作の映画シリーズ3作目「キングダム 運命の炎」(佐藤信介監督)の大ヒットを感謝して、主演の山崎賢人さん、吉沢亮さん、大沢たかおさんが、8月2、3の両日、札幌、福岡、大阪、名古屋で行われた舞台あいさつに登場した。
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札幌の舞台あいさつには、山崎さんと大沢さんが登壇。大沢さんは「(演じた)王騎は人間を超えたような存在だったので、さすがに自分でも無理かなと思いました」と語った。
それでも「すぐにトレーニングを始めて、プロテインも普通に飲むわけじゃなくてアイスクリーム、生クリーム、そこにシリアルを入れたものを1日3回飲んだりして、恐怖と隣り合わせになりながら20キロ増量しました」とストイックな役作りを明かした。
その後、福岡で吉沢さんが合流。「今作で一番好きなセリフ」を聞かれた吉沢さんは「やはり王騎の“コココココ”です。まさか実写で聞けるとは思ってもいなかったので、相当テンションが上がりました」と話した。大沢さんは「台本にもなかったのですが、ちょっとやってみたら現場が静かになってしまいました(笑い)」と撮影秘話も語った。
3人は大阪では関西弁を交えた舞台あいさつを行い、野外イベントとなった名古屋には、約2000人のファンが駆けつけた。
「キングダム」はマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で2006年から連載中で、中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信と、後に「秦の始皇帝」となるエイ政らの活躍を描く。既刊69巻のコミックスの累計発行部数は9900万部を突破。2019年公開の映画第1作、22年公開の第2作は、それぞれその年の邦画実写作品で興行収入ナンバーワンを記録するヒットになり、シリーズ累計で100億円を突破している。
シリーズ3作目「キングダム 運命の炎」は、秦と復讐(ふくしゅう)に燃える趙が激突する「馬陽(ばよう)の戦い」を描く。また秦王・エイ政の知られざる過去も描かれる。
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