大沢たかお:“王騎将軍”ストイックな役作り明かす 20キロ増量は「恐怖と隣り合わせ」

「全軍前進! 夏のキングダム全国舞台挨拶ツアー」の一場面(C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会
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「全軍前進! 夏のキングダム全国舞台挨拶ツアー」の一場面(C)原泰久/集英社 (C)2023映画「キングダム」製作委員会

 原泰久さんの人気歴史マンガが原作の映画シリーズ3作目「キングダム 運命の炎」(佐藤信介監督)の大ヒットを感謝して、主演の山崎賢人さん、吉沢亮さん、大沢たかおさんが、8月2、3の両日、札幌、福岡、大阪、名古屋で行われた舞台あいさつに登場した。

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 札幌の舞台あいさつには、山崎さんと大沢さんが登壇。大沢さんは「(演じた)王騎は人間を超えたような存在だったので、さすがに自分でも無理かなと思いました」と語った。

 それでも「すぐにトレーニングを始めて、プロテインも普通に飲むわけじゃなくてアイスクリーム、生クリーム、そこにシリアルを入れたものを1日3回飲んだりして、恐怖と隣り合わせになりながら20キロ増量しました」とストイックな役作りを明かした。

 その後、福岡で吉沢さんが合流。「今作で一番好きなセリフ」を聞かれた吉沢さんは「やはり王騎の“コココココ”です。まさか実写で聞けるとは思ってもいなかったので、相当テンションが上がりました」と話した。大沢さんは「台本にもなかったのですが、ちょっとやってみたら現場が静かになってしまいました(笑い)」と撮影秘話も語った。

 3人は大阪では関西弁を交えた舞台あいさつを行い、野外イベントとなった名古屋には、約2000人のファンが駆けつけた。

 「キングダム」はマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で2006年から連載中で、中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信と、後に「秦の始皇帝」となるエイ政らの活躍を描く。既刊69巻のコミックスの累計発行部数は9900万部を突破。2019年公開の映画第1作、22年公開の第2作は、それぞれその年の邦画実写作品で興行収入ナンバーワンを記録するヒットになり、シリーズ累計で100億円を突破している。

 シリーズ3作目「キングダム 運命の炎」は、秦と復讐(ふくしゅう)に燃える趙が激突する「馬陽(ばよう)の戦い」を描く。また秦王・エイ政の知られざる過去も描かれる。

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