伊織もえ:「着せ恋」展にキュンキュン 「胸がキューっとなりました」

「その着せ替え人形は恋をする」の連載5周年を記念した展覧会「5th Anniversary『その着せ替え人形は恋をする』展覧会」に訪れた伊織もえさん(c)Shinichi Fukuda/SQUARE ENIX
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「その着せ替え人形は恋をする」の連載5周年を記念した展覧会「5th Anniversary『その着せ替え人形は恋をする』展覧会」に訪れた伊織もえさん(c)Shinichi Fukuda/SQUARE ENIX

 「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載中の福田晋一さんのマンガ「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」の連載5周年を記念した展覧会「5th Anniversary『その着せ替え人形は恋をする』展覧会」が8月15日、松屋銀座(東京都中央区)8階イベントスクエアでスタートした。300点以上の原稿やカラーイラスト、喜多川海夢(きたがわ・まりん)のコスプレ衣装などを展示する。30日まで。

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 同展を訪れた人気コスプレーヤーの伊織もえさんは「展覧会の入口がピンクから始まっていて、めちゃめちゃ可愛くてテンションが上がりました。そして最初にマンガの中に出てくる2人(五条新菜と喜多川海夢)の出会いのシーンがあったり、お話の始まりになる衣装展示があって、ストーリーをどんどん追体験できるような流れの展示会になっていて、ブースの配置や色も工夫が凝らされていてキュンキュンしながら楽しく展示を見て回ることができました」と話している。

 「その着せ替え人形は恋をする」は、2018年から同誌で連載中。ひな人形の顔を作る頭師を目指して修業中の男子高校生・五条新菜と、アニメやゲームが好きなギャルでコスプレーヤーの喜多川海夢の恋を描くラブコメディー。テレビアニメが2022年1~3月に放送され、続編の制作も発表されている。

 伊織さんは展示について「300点以上の展示物があるのですが、実際にこの量をじっくり見ていくと全く時間が足りなくなっちゃいます。本当にすごいと思いましたし、展示物のレパートリーもとにかく盛りだくさんでした。今まで扉絵やヤングガンガンで登場した先生の描き下ろしイラストもおっきなサイズで見れたり、壁一面に五条くんと海夢ちゃんがバーンって存在してるのもじっくり見ちゃいました」とコメント。

 コスプレ衣装の展示も見どころの一つで「私が手がけた衣装も展示していただいていますが、ただ展示するのではなく、マンガに沿って『五条くんが作ってるんだよ』って伝わるような工夫が凝らされていました。横にユザワヤさんの布サンプルがあったり、衣装を作っている最中もやりとりをしていたんだろうなと想像を巡らせられるような激エモなLINE画面があって、マンガでは描かれない、みんなの想像をちゃんと補完してくれている展示のやり方がすごく刺さりました。着せ恋に登場する2人と、すごく近い距離にいるのかもしれないって思うと胸がキューっとなりました」と絶賛。

 コスプレや同作への思いを「そもそも2次元の世界を3次元に落とし込むというのがコスプレの根底にあるのですが、見回った感想として、本展示会ではそのテーマ性も含めて表現に落とし込んでいるように感じました。コスプレーヤーとしては、そこがすごく感動しましたし、着せ恋が大事にしている”リスペクト”というものがしっかり伝わってきました」と熱く語った。

 会場ではグッズも販売しており「オリジナルグッズもすてきなものがたくさんあって、迷うのですがどれか一つ、となったら、雫たんの衣装アクセサリースタンドですね……。思わず正の字があるかのぞき込んじゃいました。ほかにも福田先生描きおろしのトートバッグやTシャツもデフォルメされたキャラクターがとっても可愛くてお気に入りです。思わずぬいぐるみがないか聞いちゃいました。作ってほしいくらい可愛いです!この展覧会は、着せ恋が好きな人はもちろんですが、まだ読んでないよって人も絶対この機会に遊びに来て触れてみてほしいし、見ないともったいないよ!と伝えたいですね」と話している。

 同展は、松坂屋名古屋店(名古屋市中区)でも11月1~19日に開催され、福岡で12月、大阪で2024年1月に開催予定。

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