ブギウギ:六郎の戦死に絶望するスズ子 趣里の「魂の演技」を視聴者称賛「圧倒された」「表情がすごい」

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第47回の一場面(C)NHK
1 / 1
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第47回の一場面(C)NHK

 趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第47回が12月5日に放送された。同回では、六郎(黒崎煌代さん)の戦死の知らせを受け、悲しみに打ちひしがれるスズ子を演じた趣里さんに対して、視聴者から称賛の声が集まった。

あなたにオススメ

 第47回では、六郎が戦死したことを知らされたスズ子。突然の出来事に、スズ子と梅吉(柳葉敏郎さん)は現実を全く受け入れられずに一晩を過ごす。

 翌朝、チズ(ふせえりさん)が心配する中、スズ子はいつものように楽団の事務所へ向かう。事務所に先回りしていた小夜(富田望生さん)は、楽団員たちに事情を説明し、スズ子はしばらく休むだろうと伝える。するとそこに、スズ子が何事もなかったようにやって来る。スズ子は、自分を気遣う楽団員たちの空気を察し、事務所を後にした。

 そんなスズ子を追いかけ、小夜も事務所を飛び出す。スズ子は小夜に「じっとしてたら気がおかしなりそうやねん」と吐露し、「ラッパと娘」を歌い出すが、いつものように歌えない。ステップを踏んでも足が思うように動かず、「うまく動かへん。何やねんこれ。何でちゃんと動かへんねん! しっかりせえ! 何してんねん!」と声を荒げ、その場に崩れ落ちた。

 スズ子は「気抜くとな、六郎のことが頭に浮かんでくんねん。どんな気持ちで死んでいったんやろ。怖かったやろなぁ。寂しかったやろなぁ。かわいそうやったなぁ」とポロポロと涙を流した。小夜はそんなスズ子に寄り添い、「今は無理しなくていいがら、オレがそばにいるから」と抱きしめた。

 下宿先では、チズもスズ子のことを心配していた。眠れない夜を過ごしていたスズ子が「何や六郎に申し訳ない気分や。ワテばっかりあったかい布団で」と話すと、チズは「何もやましいことなんてないよ。弟さんだって安心してるはずさ」と優しく語りかけた。

 その後、スズ子が事務所に出向くと、ラジオから「西太平洋において、米国、英国軍と戦闘状態に入れり」と太平洋戦争開戦の知らせが流れた。勝てば景気が良くなると、戦争に希望を見いだした民衆は、万歳三唱をして沸いていた。その様子を見たスズ子は少しだけほほ笑み、涙をこらえたような複雑な表情を浮かべ、「万歳! 万歳! 万歳!」と絶叫した。

 趣里さんの絶望を体現した演技に、SNSでは「壮絶な表現力にただただ引き込まれる。魂の演技」「趣里ちゃんの演技に圧倒された」「怒りや悲しみやどうにかなってしまいそうなときの思わず笑ってしまう感じの表情がすごいわ」「頭と心と体のバラバラさの表現、鬼気迫る演技だった」など、称賛の声が続々と上がっていた。

- 広告 -

テレビ 最新記事

MAiDiGiTV 動画