人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの完全新作となる劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が1月26日に公開される。劇場版は、2006年に制作が発表されたが、その後は長らく続報が途絶えていたこともあり、公開を待ち続けたファンも多い。公開日が近付き、キャラクター、モビルスーツ（MS）の情報、ストーリーが発表されつつあるが、まだまだ謎も多い。「SEED FREEDOM」のキャラクターについて解説する。

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　◇キラはコンパス所属　ラクスは初代総裁

　「機動戦士ガンダムSEED」は、遺伝子を調整し、生まれながらにして優れた身体能力や頭脳を持つ人類（コーディネイター）と自然のままに生まれた人類（ナチュラル）の戦いを描いたアニメ。2002年10月～2003年9月に放送され、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2004年10月～2005年10月に放送された。「SEED FREEDOM」は「SEED DESTINY」の続編で、福田己津央監督らテレビアニメのスタッフが再集結する。

　「SEED FREEDOM」の舞台となるC.E.（コズミック・イラ）75では戦いがまだ続いており、独立運動、反コーディネイター、反プラント運動を展開するブルーコスモスによる侵攻などを沈静化するべく、世界平和監視機構・コンパスが創設される。ラクス・クラインはコンパスの初代総裁として登場し、キラ・ヤマトやシン・アスカ、ルナマリア・ホーク、マリュー・ラミアス、ムウ・ラ・フラガらはコンパスに所属する。

　「SEED DESTINY」でドムトルーパーに搭乗していたヒルダ・ハーケン、ヘルベルト・フォン・ラインハルト、マーズ・シメオンもコンパスに所属している。ヒルダたちの活躍を楽しみにしている「SEED」シリーズのファンも多いはず。

　◇桑島法子演じる新キャラ！　アスランは出向

　コンパス所属のアグネス・ギーベンラートも気になるキャラクターだ。アグネス役の桑島法子さんは「SEED」「SEED DESTINY」でナタル・バジルール、フレイ・アルスター、ステラ・ルーシェを演じ、いずれも非業の死を遂げており、アグネスがどんな活躍を見せるのか注目される。

　人気キャラクターのアスラン・ザラはオーブ軍に所属し、ターミナルに出向している。ターミナルは国家間の情報伝達などを担う隠密組織で、メイリン・ホークも同組織に所属しているようだ。ザフトのイザーク・ジュールはプラント参謀本部の情報将校になっており、ディアッカ・エルスマンもザフトに所属している。

　オーブ代表首長のカガリ・ユラ・アスハは、コンパスに協力し、キラ、ラクスらを支援する。佐倉綾音さんが演じる新キャラクターのトーヤ・マシマは、カガリの秘書で、ゆくゆくはオーブの首長を任せられるようにカガリが教育している。

　◇アスランの言う“彼女”とは？　キラの身に何が？

　「SEED FREEDOM」でコンパスは、ユーラシア連邦から独立した新興国・ファウンデーションからブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。新キャラクターのアウラ・マハ・ハイバルは、ファウンデーションの女王で、見た目は少女のようだが、聡明で大人びた言動を見せる。謎が多いキャラクターだ。

　同国の宰相のオルフェ・ラム・タオ、国務秘書官のイングリット・トラドール、アウラ女王の親衛隊・ブラックナイトスコードのシュラ・サーペンタイン、リデラード・トラドール、ダニエル・ハルパー、リュー・シェンチアン、グリフィン・アルバレストといったキャラクターも発表されている。

　公開された本予告では、オルフェがラクスに急接近する様子が描かれ、アスランは「彼女の研究テーマはコーディネイターを超える種を作り出すこと」と語る。“彼女”が誰のことなのかが気になるところだ。

　俳優の森崎ウィンさんが演じることも話題のグリフィンのせりふ「闇に落ちろ、キラ・ヤマト」、「キラ……」と涙するラクスも印象的で、キラの身に何が起きるのかが注目される。

　ここまで発表されている情報では、キラがライジングフリーダムガンダムに乗るようだが、ほかのMSに誰が乗るのか発表されていない。イモータルジャスティスガンダム、フォースインパルスガンダムSpecII、ゲルググメナース、ギャンシュトロームなどのMSには誰が乗り、どんな活躍をするのか？　1月26日の公開を楽しみに待ちたい。