良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第125回が3月28日に放送された。同回では、スズ子(趣里さん)と羽鳥(草なぎ剛さん)が約10分半にわたって正直な思いをぶつけ合う姿が描かれ、視聴者の間で「胸を打たれた」と反響を呼んだ。
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第125回では、引退会見後もスズ子は、羽鳥と話ができないままでいた。スズ子は、茨田りつ子(菊地凛子さん)から「感謝の言葉は直接先生に伝えるべきよ」と背中を押され、羽鳥のもとに話をしに行くことに。スズ子が自宅の玄関を出ると、妻の麻里(市川実和子さん)から背中を押され、訪ねてきた羽鳥の姿があった。
スズ子と向き合った羽鳥は、スズ子が引退し、自分の元からいなくなってしまうことが怖くてたまらなかったと吐露。“ブギ=福来スズ子”になってしまったことで、スズ子に嫉妬していたと打ち明けた。そして、まだまだスズ子と一緒に歌を作りたかったと伝え、「羽鳥善一という作曲家を作ってくれたのは、紛れもなく君です」と深々と頭を下げた。
羽鳥の本心を知ったスズ子は、苦境に立つたび何度も羽鳥に救ってもらったと感謝し、「ワテを一番輝かせてくれはるんが先生ですねん」と断言。2人の関係を「人形遣いと人形」に例え、「先生にとっての最高の歌手でおりたいんです」と心情を明かした。
羽鳥は「君は僕にとって最高の歌手だよ」と力説するが、スズ子は感謝を述べたうえで、その言葉を否定。「福来スズ子という歌手を作ってくださって、ホンマにありがとうございます」「先生のおかげで、ワテ最高に楽しい歌手人生を送れましたわ」と感謝を伝えた。
2人は涙で顔をぬらしながら語り合い、互いの思いをしっかりと受け止めた。最後は羽鳥が「最後にもう一度だけ、こんなしょうもない僕と遊んでくれないか。僕はね、君と一緒にお客さんに感謝をしたい」と“さよならコンサート”を提案。スズ子も「よろしゅう頼んます!」と快諾し、笑顔で握手を交わすのだった。
10分半にわたって描かれたスズ子と羽鳥の対話シーンに、SNSでは「朝から涙腺崩壊」「師弟愛の極み」「ものすごい愛の告白の場面に立ち会った気分」「最高に心のこもった圧巻のシーンだった」「『ブギウギ』は福来スズ子と羽鳥善一の物語なんだな」といった声が上がっていた。
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