俳優の中尾彬さんが5月16日に心不全のため81歳で死去したことが分かった。所属事務所が22日に発表した。葬儀、告別式については近親者のみで既に執り行い、お別れの会なども予定していないという。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
中尾さんは1942年8月11日生まれ、千葉県出身。1961年、武蔵野美術大学油絵科在学中に日活第5期ニューフェイスに合格後、パリ留学を経て、劇団「民芸」に入団。1964年、日活映画「月曜日のユカ」でデビューした。
数々のドラマ、映画に出演してきたほか、バラエティー番組にも多数出演しており、妻の池波志乃さんとのおしどり夫婦ぶりも相まって、お茶の間に親しまれる存在だった。近年は終活を進めていたことを明かしており、トレードマークのマフラーやストールをねじった「ねじねじ」でも知られた。
池波志乃です。
終活以来の中尾の遺言で、このような形を取りました。仕事でお世話になった関係者の方々、マスコミの皆様、親しい友人の方々、応援してくださった皆様に、託された私から、お詫びとご報告申し上げます。
今年に入って足腰が悪く体力も落ちて、医師の訪問を受けながら、本人の意思により、自宅でゆっくり休んでおりました。時には取材や、足腰をかばっての仕事もやらせていただき、本人は元気で12月の旅行に向けて、頑張ってリハビリをしていたくらいでしたが、15日に容態が急変し、16日の夜中に自宅で私と二人の時に、とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました。
あまりに急で、変わらない顔で逝ってしまったので、まだ志乃~と呼ばれそうな気がします。叶いますならば、中尾彬らしいね~と笑って送ってあげてくだされば幸いです。
長い間、本当にありがとうございました。